2004年 12月 18日
日中間の親しみ |
日本の世論調査で、「中国に親しみを感じない」人の割合が増えて過去最高の58%になった(例えばこれ)。一方中国での意識調査でも、「日本に親しみを感じない」人が増加して54%になった(例えばこれ)。同時にそれぞれ、「親しみを感じる」人の割合が減っている。今年のサッカーアジアカップや、中国に対する小泉首相の言動などあってのことだろうけど、大半の人たちは相手の国に行ったこともなければ相手の国の人たちに直接会ったこともなく、テレビや新聞などからの情報によってそのようなイメージを抱いているはずだ。
シリコンバレーに暮らしていると、日本からも中国からも遠いけれど、日本人と中国人(もちろんその他の国の人もだけど)の距離は非常に近い。職場でも、学校でも、社会全体がとにかく多国籍だからである。現在も含めてこれまでの同僚や知り合いには中国出身者もけっこういるけれど、大体みんないい人たちだ。生まれ育った環境はお互い全然違うけれど、今いる場所はいっしょ。そうすればおのずから、相手を理解しようと努めるし、個人レベルではしょせん同じ人間である。基本的に「親しみを感じない」理由なんてないのだ。もちろんみんなが似たような学歴で、ITにしろバイオにしろ同じような業界で同じような仕事をする仲間だから簡単に親近感が持てるということもあるでしょう。世の中にはもっと違った種類の人たちもたくさんいるし、いつもそうだとは言えないかも知れない。それとシリコンバレーでうまくやっていくためには、多国籍な環境の中で人間関係を悪化させないことが、キホンのキだからでもある。ただ何にせよ、直接のコミュニケーションをしていればたいがいは、親しみを「感じる」ようになると思うんだけどねぇ。最近の日韓間はこれがうまい方に回っているみたいだから、北京オリンピックあたりをテコに日中間もぐっと改善するといいけど。それでも世論っていうのは、ちょっとした出来事をきっかけにぐぐっと変わってしまいがちなものだから、自分の判断基準をどう持つかということが大事だ。
シリコンバレーに暮らしていると、日本からも中国からも遠いけれど、日本人と中国人(もちろんその他の国の人もだけど)の距離は非常に近い。職場でも、学校でも、社会全体がとにかく多国籍だからである。現在も含めてこれまでの同僚や知り合いには中国出身者もけっこういるけれど、大体みんないい人たちだ。生まれ育った環境はお互い全然違うけれど、今いる場所はいっしょ。そうすればおのずから、相手を理解しようと努めるし、個人レベルではしょせん同じ人間である。基本的に「親しみを感じない」理由なんてないのだ。もちろんみんなが似たような学歴で、ITにしろバイオにしろ同じような業界で同じような仕事をする仲間だから簡単に親近感が持てるということもあるでしょう。世の中にはもっと違った種類の人たちもたくさんいるし、いつもそうだとは言えないかも知れない。それとシリコンバレーでうまくやっていくためには、多国籍な環境の中で人間関係を悪化させないことが、キホンのキだからでもある。ただ何にせよ、直接のコミュニケーションをしていればたいがいは、親しみを「感じる」ようになると思うんだけどねぇ。最近の日韓間はこれがうまい方に回っているみたいだから、北京オリンピックあたりをテコに日中間もぐっと改善するといいけど。それでも世論っていうのは、ちょっとした出来事をきっかけにぐぐっと変わってしまいがちなものだから、自分の判断基準をどう持つかということが大事だ。
by a-pot
| 2004-12-18 15:06
| SVの暮らし