2005年 01月 04日
カリフォルニアの医療費事情 |
よく知られている通り、アメリカの医療費はめちゃくちゃ高い。よく医薬品が目の敵にされるけれど、例えばMRIなどの検査でも数千ドル、ちょっとしたオプションが加わるとすぐに1万ドルくらいになる。検査1回で100万円ですよ! もちろん保険が利けば、実際に払うのは数百ドルかそれ以下になる。どれくらい保険が利くかは、保険の種類にもよるので一概には言えないが。入院して手術なんてことになると、その難易度にもよるのだろうけど、あっという間に合計で数万ドルから数10万ドルのオーダーになる。数百万円から数千万円ってことです。従ってたとえ保険があったとしても、アウトオブポケットが数千ドルから数万ドルになってしまう。そうなると誰でも払えるわけではない。ではお金がないとまったく救いようがないのかというと、必ずしもそうではない。例えばCalifornia Children's Service (CCS) と呼ばれるサービスでは、ある条件を満たせば、子供の医療費を補助してくれるようだ。財源は州税。ある条件とは、1) その子供が21歳未満である、2) 子供がCCSでカバーされる疾病または障害を持っている、3) カリフォルニアのpermanent residentである(この場合移民法で言う市民と永住者を意味しているのかどうかは不明)、4) 世帯の収入が税引き前で4万ドル未満、または医療費の支払い額が収入の20%を超えると考えられる場合、となっている。これらに該当する場合、CCSが最大で全額の医療費を払ってくれるようだ。たまたま最近、子供に医療上の問題が発覚したのでこの案内が来て、そういったサービスの存在を知った。大人本人の場合にも似たようなサービスはあるのかも知れない、というかあって欲しいものだが。
医療費が高いので、保険料も高い。会社勤めで配偶者と子供二人の4人家族だと、PPOというタイプでは年間1万ドル前後かかる。HMOというタイプではもう少し安いけれど、海外からの移住者にはあまり向かない。勤務先の福利厚生で全部カバーされればいいけれど、スタートアップベンチャーなどでは必ずしもそうはいかない。もともと数千ドル払っている上に、deductibleというやつがある。自動車保険の免責といっしょで、ある額に到達するまではカバーされないのである。これが250ドルとか500ドルとか。これを超えてからようやく、サービスの種類によって70%、90%、あるいは全額といった感じで保険金が支払われる。それらとは別の基本料金みたいなもの(copaymentという)があって、毎回一定の金額(例えば20ドル)は、窓口で払わなければならない。そして保険料は年々上がり、copayやdeductibleの金額も上昇傾向。このままいくとどうなってしまうのか・・・。
医療費が高いので、保険料も高い。会社勤めで配偶者と子供二人の4人家族だと、PPOというタイプでは年間1万ドル前後かかる。HMOというタイプではもう少し安いけれど、海外からの移住者にはあまり向かない。勤務先の福利厚生で全部カバーされればいいけれど、スタートアップベンチャーなどでは必ずしもそうはいかない。もともと数千ドル払っている上に、deductibleというやつがある。自動車保険の免責といっしょで、ある額に到達するまではカバーされないのである。これが250ドルとか500ドルとか。これを超えてからようやく、サービスの種類によって70%、90%、あるいは全額といった感じで保険金が支払われる。それらとは別の基本料金みたいなもの(copaymentという)があって、毎回一定の金額(例えば20ドル)は、窓口で払わなければならない。そして保険料は年々上がり、copayやdeductibleの金額も上昇傾向。このままいくとどうなってしまうのか・・・。
by a-pot
| 2005-01-04 05:11
| SVの暮らし