2005年 08月 10日
忙しくても・・・ |
「スタートアップベンチャーといわれる会社では、みんな朝から晩まで必死に働いている」 と思っている方も多いのではないだろうか? もちろんそういうところもあるだろうけど、それほどでもないことも多い。なんたってアメリカである。日本と比べればたいがいのことはゆったりしている。
アメリカに転職、移住して、最初にGeronという会社で仕事を開始したのが2001年の8月9日。その後2年弱で現在のAnacorに移った。いわゆるバイオベンチャーと呼ばれる会社2社で、トータル4年働いたことになる。片方はNASDAQ上場企業、片方はプライベート。
まわりの人たちを見ていると、平均して1日10時間以上働く人は「まれ」な部類だと思う。バイオベンチャーの場合、実際のサンプル(化合物)や細胞や動物を扱うウェットな仕事(要するに実験)が多いので、IT企業と比べてテレコミューティングとかはしにくい。ネットを使って会社以外で仕事をするというケースはほとんどないので、基本的に仕事は会社でする。もちろん外部との折衝が多いマネージャーやエグゼクティブの人たちは外に出ていることも多いけれど、基本的には会社にいる時間が働いている時間。よく言われるとおり、この国では家族のことなどに割く、プライベートな時間を非常に重視するので、朝から晩まで仕事づけなんていう人は少ない。
私もけっこうしばらくの間、朝8時半から夕方5時半みたいなパターンの時期があった。ただしこれは上記のような理由ではなくて、その当時、単にやることが少なかっただけ。合成研究がそんなにひまになるなんて普通は考えられないのだけれど、実際そんなこともあったのです。そうやって一度ひまな経験をしてしまうと、体がしっかりそれを覚えていて、忙しモードに戻すのにちょっとエネルギーが必要になるような気がする。やはり水は低いほうに流れるというか。いくら忙しくなっても、会社員(いわゆるサラリーマン)としてはもう、1日12時間以上集中して働けるような気がしない。短期間限定ならともかく、長期的にはとても無理だろう。
日本人の中には、甘えるなっ!と思う人もいるかも知れないけれど、こちらで4年過ごすうちに、「やることやってるんだからそれで何が悪い」と思うようになった。というかこちらでは、「12時間は働けません」と言ったからお叱りを受けるなんてありえないので、まったく心配無用なのだけど、私も以前はまあまあ長時間働いた日本人。ついそんなことを考えてしまうこと自体、自分の中のどこかにまだ後ろめたさがあるのかも。
それに忙しいとか言ったって、以前は書いてなかったブログとかにもずいぶん時間費やしてるし・・・。
ちなみに将来ぜひやってみたいと思っている事業がある。それだったら、もしかしたら何時間働いても苦にならないかも知れないのだけれど・・・。
アメリカに転職、移住して、最初にGeronという会社で仕事を開始したのが2001年の8月9日。その後2年弱で現在のAnacorに移った。いわゆるバイオベンチャーと呼ばれる会社2社で、トータル4年働いたことになる。片方はNASDAQ上場企業、片方はプライベート。
まわりの人たちを見ていると、平均して1日10時間以上働く人は「まれ」な部類だと思う。バイオベンチャーの場合、実際のサンプル(化合物)や細胞や動物を扱うウェットな仕事(要するに実験)が多いので、IT企業と比べてテレコミューティングとかはしにくい。ネットを使って会社以外で仕事をするというケースはほとんどないので、基本的に仕事は会社でする。もちろん外部との折衝が多いマネージャーやエグゼクティブの人たちは外に出ていることも多いけれど、基本的には会社にいる時間が働いている時間。よく言われるとおり、この国では家族のことなどに割く、プライベートな時間を非常に重視するので、朝から晩まで仕事づけなんていう人は少ない。
私もけっこうしばらくの間、朝8時半から夕方5時半みたいなパターンの時期があった。ただしこれは上記のような理由ではなくて、その当時、単にやることが少なかっただけ。合成研究がそんなにひまになるなんて普通は考えられないのだけれど、実際そんなこともあったのです。そうやって一度ひまな経験をしてしまうと、体がしっかりそれを覚えていて、忙しモードに戻すのにちょっとエネルギーが必要になるような気がする。やはり水は低いほうに流れるというか。いくら忙しくなっても、会社員(いわゆるサラリーマン)としてはもう、1日12時間以上集中して働けるような気がしない。短期間限定ならともかく、長期的にはとても無理だろう。
日本人の中には、甘えるなっ!と思う人もいるかも知れないけれど、こちらで4年過ごすうちに、「やることやってるんだからそれで何が悪い」と思うようになった。というかこちらでは、「12時間は働けません」と言ったからお叱りを受けるなんてありえないので、まったく心配無用なのだけど、私も以前はまあまあ長時間働いた日本人。ついそんなことを考えてしまうこと自体、自分の中のどこかにまだ後ろめたさがあるのかも。
それに忙しいとか言ったって、以前は書いてなかったブログとかにもずいぶん時間費やしてるし・・・。
ちなみに将来ぜひやってみたいと思っている事業がある。それだったら、もしかしたら何時間働いても苦にならないかも知れないのだけれど・・・。
by a-pot
| 2005-08-10 16:44
| 医薬、バイオ関連