2006年 02月 08日
年賀状のリスク |
こちらに来てから出す数もだんだん減って、もらう数はそれ以上に減っている年賀状。
年賀状は「はがき」でなければという気がして、ずっとはがきで出してきた。アメリカから日本へは70セント(最近少し値上がりしたかも)。切手だけはアメリカ製で、宛て先とかは完全な日本スタイルで、「年賀」スタンプさえ押して、JAPANとAIRだけ書いていたのだけれど、だいたいは無事に配達されていたようだ。でもいつも何枚かが配達不能で戻ってくる。ご丁寧に「転居先不明で配達できませんでした」という、住所のある市町村の郵便局のスタンプが押されていて、さらにはがきの裏の住所が丸で囲まれて、「Return to sender」というスタンプが押されて、アメリカまで戻ってくる。
もちろん途中で消えてしまっているものもあるのかも知れないけど、あんな小さなはがきが70セントで日本の津々浦々まで行って、配達先が見つからないとはるばる海を越えて戻ってくる。その事実に何となく感動してしまう。料金は片道分だろうに・・・。
というわけで、過去数年にわたって来ると思ってたのに来なかったという方、とくに引越しされた方、そういう場合もあるのです。
ちなみにアメリカでは、私信のようなものにはがきを使う習慣はないようだ。まあ今どき電子媒体が中心だけれど、必要なら封書が一般的。表に差出人の住所氏名は書くけれど、その他の個人情報の漏洩に気を使っているからではないかと思う。通常、家に表札というものもない。わかるのは番地のみ。
日本でもここ数年、個人情報という言葉がニュースや新聞記事に含まれることが多いけれど、年賀状ってかなりの個人情報を無防備で世の中にさらしている。住所と名前はもちろん、写真や電話番号、メルアドなど。収集、配達の過程で、どこかに悪意がひそんでいれば、悪用される可能性は十分あるのではないだろうか。いや、郵便局関係の方々を疑っているわけではなくて、横からかすめとることも可能という意味で。
今さらながらそんなことを考えていたら、感動が恐怖に変わってしまい、来年からは封筒に入れて送るようにしようと思った。料金もたいして違わないし。年賀状というのははがきで出すものという、強固な固定観念があったのだけれど、それはもう、古きよき時代の話になってしまったのかも知れない。
年賀状は「はがき」でなければという気がして、ずっとはがきで出してきた。アメリカから日本へは70セント(最近少し値上がりしたかも)。切手だけはアメリカ製で、宛て先とかは完全な日本スタイルで、「年賀」スタンプさえ押して、JAPANとAIRだけ書いていたのだけれど、だいたいは無事に配達されていたようだ。でもいつも何枚かが配達不能で戻ってくる。ご丁寧に「転居先不明で配達できませんでした」という、住所のある市町村の郵便局のスタンプが押されていて、さらにはがきの裏の住所が丸で囲まれて、「Return to sender」というスタンプが押されて、アメリカまで戻ってくる。
もちろん途中で消えてしまっているものもあるのかも知れないけど、あんな小さなはがきが70セントで日本の津々浦々まで行って、配達先が見つからないとはるばる海を越えて戻ってくる。その事実に何となく感動してしまう。料金は片道分だろうに・・・。
というわけで、過去数年にわたって来ると思ってたのに来なかったという方、とくに引越しされた方、そういう場合もあるのです。
ちなみにアメリカでは、私信のようなものにはがきを使う習慣はないようだ。まあ今どき電子媒体が中心だけれど、必要なら封書が一般的。表に差出人の住所氏名は書くけれど、その他の個人情報の漏洩に気を使っているからではないかと思う。通常、家に表札というものもない。わかるのは番地のみ。
日本でもここ数年、個人情報という言葉がニュースや新聞記事に含まれることが多いけれど、年賀状ってかなりの個人情報を無防備で世の中にさらしている。住所と名前はもちろん、写真や電話番号、メルアドなど。収集、配達の過程で、どこかに悪意がひそんでいれば、悪用される可能性は十分あるのではないだろうか。いや、郵便局関係の方々を疑っているわけではなくて、横からかすめとることも可能という意味で。
今さらながらそんなことを考えていたら、感動が恐怖に変わってしまい、来年からは封筒に入れて送るようにしようと思った。料金もたいして違わないし。年賀状というのははがきで出すものという、強固な固定観念があったのだけれど、それはもう、古きよき時代の話になってしまったのかも知れない。
by a-pot
| 2006-02-08 14:58
| SVの暮らし