2007年 10月 12日
アメリカの電話文化 |
もしかしたら前にも書いたことあるかも知れませんが、渡米直後にかなり驚いた、アメリカの会社の電話の話です。
こちらでは、電話はひとり1台が基本。実験室だと部屋に1台だったりもしますが、オフィス(各自のデスク)には、それぞれにひとつの番号が割り振られています。そして必ずボイスメッセージ(留守電)機能がついています。
ですので、不在の人の電話が鳴っていても、本人以外が受話器を取ることは決してありません。ボイスメッセージ機能がメールのように当たり前に使われていて、電話をかけても出ない場合には録音メッセージを残します。受けた方はあとで聞いて、必要があればコールバックします。そこで相手が出ない場合には、こちらもボイスメッセージを残すという感じで、メールと同様にコミュニケーションが進みます。
大事な用件ならば必ずメッセージを残すはずなので、誰かと話したりしている時は、電話が鳴っても取らないことも多いですし、今どきの電話はディスプレイに相手の番号や社名が表示されるので、それを見てから取るか取らないかを決めることもできます。
従って、受話器を耳に当ててじっとしている人は、録音されたメッセージを聞いている場合が多いですし、一方的にしゃべっている場合は録音メッセージを残していることが多いというわけです。日本にいた時は、会社では留守電とかありませんでしたし、プライベートでも留守電に向かってひとりでぶつぶつとメッセージを入れるのはけっこうためらわれたものですが、今ではすっかり抵抗感がなくなってしまいました。
アメリカの人には当たり前のことですが、日本人から見るととても便利で合理的なシステムです。「○×部長席です」などと言って出て、伝言をことづかる必要もないですし、オフィスの島に1台しかなくて使用中だと他の人が使えないというストレスもありません。
また複数の参加者による電話会議が非常に頻繁に行われます。研究や仕事の打ち合わせはもちろんですが、採用候補者なども最初は電話会議でインタビューすることも多いです。こちらは数人が一度に参加できるので大変便利。よく使われるのは、三本足のヒトデみたいな形をしたスピーカーフォンで、Polycomとかがポピュラーなようです。
ただしこれがカスタマーサービスの類になると、アメリカの電話システムも必ずしもいいことばかりではありません。目的のオペレーターにたどり着くまでに、録音された各種の選択肢に従って何度もボタンを押さされたり、保留の音楽などででさんざん待たされたりコマーシャルを聞かされたりということもよくあります。
仕事関係ではありませんでしたが、とあるイベントのチケットを購入するにあたって、日付や会場などの情報をこちらから音声入力しなければならないことがあって、向こうはマシンが聞いて判断するのですが、何度言っても通じなくてがっかりしたことがあります。コンピュータ音声に、「I'm sorry. We couldn't understand what you said」 みたいなことを言われてむかっとしたものです(笑)。
いまだ英会話に難がある私の場合には、直接話すよりももっとわかりにくい電話での会話は最初非常に苦手意識があって、できるだけメールにしてたわけですが、ある程度慣れてくると今度はメールをカチャカチャ打つのが面倒になって、電話で済むものは電話しちゃお、になってくるから不思議です。もちろん用件にもよりますけどね。
おしゃべり好きな、というかしゃべることを厭わないアメリカの人たちならではの、電話カルチャーでしょうか。日米の違いネタのひとつでした。
こちらでは、電話はひとり1台が基本。実験室だと部屋に1台だったりもしますが、オフィス(各自のデスク)には、それぞれにひとつの番号が割り振られています。そして必ずボイスメッセージ(留守電)機能がついています。
ですので、不在の人の電話が鳴っていても、本人以外が受話器を取ることは決してありません。ボイスメッセージ機能がメールのように当たり前に使われていて、電話をかけても出ない場合には録音メッセージを残します。受けた方はあとで聞いて、必要があればコールバックします。そこで相手が出ない場合には、こちらもボイスメッセージを残すという感じで、メールと同様にコミュニケーションが進みます。
大事な用件ならば必ずメッセージを残すはずなので、誰かと話したりしている時は、電話が鳴っても取らないことも多いですし、今どきの電話はディスプレイに相手の番号や社名が表示されるので、それを見てから取るか取らないかを決めることもできます。
従って、受話器を耳に当ててじっとしている人は、録音されたメッセージを聞いている場合が多いですし、一方的にしゃべっている場合は録音メッセージを残していることが多いというわけです。日本にいた時は、会社では留守電とかありませんでしたし、プライベートでも留守電に向かってひとりでぶつぶつとメッセージを入れるのはけっこうためらわれたものですが、今ではすっかり抵抗感がなくなってしまいました。
アメリカの人には当たり前のことですが、日本人から見るととても便利で合理的なシステムです。「○×部長席です」などと言って出て、伝言をことづかる必要もないですし、オフィスの島に1台しかなくて使用中だと他の人が使えないというストレスもありません。
また複数の参加者による電話会議が非常に頻繁に行われます。研究や仕事の打ち合わせはもちろんですが、採用候補者なども最初は電話会議でインタビューすることも多いです。こちらは数人が一度に参加できるので大変便利。よく使われるのは、三本足のヒトデみたいな形をしたスピーカーフォンで、Polycomとかがポピュラーなようです。
ただしこれがカスタマーサービスの類になると、アメリカの電話システムも必ずしもいいことばかりではありません。目的のオペレーターにたどり着くまでに、録音された各種の選択肢に従って何度もボタンを押さされたり、保留の音楽などででさんざん待たされたりコマーシャルを聞かされたりということもよくあります。
仕事関係ではありませんでしたが、とあるイベントのチケットを購入するにあたって、日付や会場などの情報をこちらから音声入力しなければならないことがあって、向こうはマシンが聞いて判断するのですが、何度言っても通じなくてがっかりしたことがあります。コンピュータ音声に、「I'm sorry. We couldn't understand what you said」 みたいなことを言われてむかっとしたものです(笑)。
いまだ英会話に難がある私の場合には、直接話すよりももっとわかりにくい電話での会話は最初非常に苦手意識があって、できるだけメールにしてたわけですが、ある程度慣れてくると今度はメールをカチャカチャ打つのが面倒になって、電話で済むものは電話しちゃお、になってくるから不思議です。もちろん用件にもよりますけどね。
おしゃべり好きな、というかしゃべることを厭わないアメリカの人たちならではの、電話カルチャーでしょうか。日米の違いネタのひとつでした。
by a-pot
| 2007-10-12 12:42
| SVの暮らし