2008年 02月 19日
日米比較~休日その他~ |
2月の第3月曜日(今日)はアメリカではPresident's Dayで祝日。ジョージ・ワシントンやリンカーンの誕生日がこのあたりにあるかららしい。
うちの子供たちが通うSunnyvaleの小中学校は今週1週間、「冬休み」だ。年末年始をそれほど休まなくて、2月のここに休みが入る。4月にも1週間の「春休み」がある。ちなみに夏休みは6月中旬からほぼ8月いっぱい。学校に行くのは年間180日程度である。要するに1年の半分以下!
日本はどうだったろうと思って、登校日を数えてみた。夏休みがだいたい5週間、冬休み、春休みがそれぞれ2週間くらいで全部で9週間。1年は52週間だから、残りは43週間。週5日行くと215日。祝日が15日くらいとして、ざっと200日くらい学校に行っていると考えられる。アメリカより20日くらい多いのか。20日といえば4週間、ほぼ1ヶ月だ。1日6時間授業があるとすると、120時間。けっこうな違いかも知れない。
でも社会に出ると、カレンダー上は日本の方が休みが多い。だんだん増えているので、現在では年間15日くらい祝日があると思う。アメリカで会社がほぼ必ず休みになるのは
New Year's Day
President's Day
Memorial Day
Independence Day
Labor Day
Thanksgiving Day
Christmas Day
この他、After Thanksgivingと、クリスマスの前か後(カレンダーによる)は休みになることが多いので、年間9日だ。これ以外に
Martin Luther King Day
Columbus Day
Veterans Day
とかもあるけど、これらは学校や官公庁は休みでも、一般の企業は休みではないことが多い。
でもアメリカの人たちはバケーションをたっぷり取るんでしょう?と思われるかも知れない。確かに日本のみなさんよりはたくさん有給休暇を使うかも知れないが、上記祝日の差、5日間を差し引けば、それほど極端には違わないような気もする。特に日本の企業はカレンダー上の祝日以外にお盆休みとか年末年始の休みで合計1週間から2週間くらい会社全体が休みになったりするので(そういうのはこちらの特にベンチャーでは、まったくないわけではないが、あまりない)、それも考慮すると年間の休日数自体はそれほど変わらないと思う。大きな違いは自分の都合で取っているか、会社の都合で取っているかで、これが日数以上に大事かも知れませんね・・・。
こちらでは自分の時間割を自分で作れるといつも言っている所以でもあります。でもアメリカ、いいことばかりではありません。
今日、かねてから買ってあったDVD、マイケル・ムーアの「SiCKO」をようやく見た。アメリカの医療保険システムの問題をこれでもかと見せつけられて、今さらながらちょっと恐ろしくなった。アメリカでは医療保険を民間にまかせているので、保険会社は利益を追求するため、あれこれと難癖をつけて、請求をできる限り保険の対象外にしようとする。社内で毎月一番たくさん「支払い拒否」を達成した社員がボーナスをもらうなんていうシステムも紹介していた。
こちらの医療費はめちゃくちゃ高額で、エマージェンシーであれ何であれ、サービスを受けたらそれを誰かが払わなければならない。保険会社がカバーしてくれなかったために破産してしまう人がたくさんいる。あるいは保険そのものに入っていない(金銭的な理由だけでなく、既往症や単なるリスクのために加入を拒否されたりする)人が4000万人とかいて、医療そのものも受けられないため、本来助けられるタイプの問題でさえ、助からずに死んでいかなければならない人たちがいる。他にもいろいろあって、日本の企業もうそやごまかしだらけでいやになるけれど、これを見るとアメリカの医療保険会社って何なんだろうと思わずにはいられない。そんな中でまともに業務をやってくれる会社があれば悪徳保険会社をみんな駆逐してほとんど市場を独占できるのではないかと思うのは素人考えなのでしょうか・・・。それよりもやはり医療保険は、他の先進国すべてがそうであるように、社会保障のひとつにすべきなのでしょうか。
うちの子供たちが通うSunnyvaleの小中学校は今週1週間、「冬休み」だ。年末年始をそれほど休まなくて、2月のここに休みが入る。4月にも1週間の「春休み」がある。ちなみに夏休みは6月中旬からほぼ8月いっぱい。学校に行くのは年間180日程度である。要するに1年の半分以下!
日本はどうだったろうと思って、登校日を数えてみた。夏休みがだいたい5週間、冬休み、春休みがそれぞれ2週間くらいで全部で9週間。1年は52週間だから、残りは43週間。週5日行くと215日。祝日が15日くらいとして、ざっと200日くらい学校に行っていると考えられる。アメリカより20日くらい多いのか。20日といえば4週間、ほぼ1ヶ月だ。1日6時間授業があるとすると、120時間。けっこうな違いかも知れない。
でも社会に出ると、カレンダー上は日本の方が休みが多い。だんだん増えているので、現在では年間15日くらい祝日があると思う。アメリカで会社がほぼ必ず休みになるのは
New Year's Day
President's Day
Memorial Day
Independence Day
Labor Day
Thanksgiving Day
Christmas Day
この他、After Thanksgivingと、クリスマスの前か後(カレンダーによる)は休みになることが多いので、年間9日だ。これ以外に
Martin Luther King Day
Columbus Day
Veterans Day
とかもあるけど、これらは学校や官公庁は休みでも、一般の企業は休みではないことが多い。
でもアメリカの人たちはバケーションをたっぷり取るんでしょう?と思われるかも知れない。確かに日本のみなさんよりはたくさん有給休暇を使うかも知れないが、上記祝日の差、5日間を差し引けば、それほど極端には違わないような気もする。特に日本の企業はカレンダー上の祝日以外にお盆休みとか年末年始の休みで合計1週間から2週間くらい会社全体が休みになったりするので(そういうのはこちらの特にベンチャーでは、まったくないわけではないが、あまりない)、それも考慮すると年間の休日数自体はそれほど変わらないと思う。大きな違いは自分の都合で取っているか、会社の都合で取っているかで、これが日数以上に大事かも知れませんね・・・。
こちらでは自分の時間割を自分で作れるといつも言っている所以でもあります。でもアメリカ、いいことばかりではありません。
今日、かねてから買ってあったDVD、マイケル・ムーアの「SiCKO」をようやく見た。アメリカの医療保険システムの問題をこれでもかと見せつけられて、今さらながらちょっと恐ろしくなった。アメリカでは医療保険を民間にまかせているので、保険会社は利益を追求するため、あれこれと難癖をつけて、請求をできる限り保険の対象外にしようとする。社内で毎月一番たくさん「支払い拒否」を達成した社員がボーナスをもらうなんていうシステムも紹介していた。
こちらの医療費はめちゃくちゃ高額で、エマージェンシーであれ何であれ、サービスを受けたらそれを誰かが払わなければならない。保険会社がカバーしてくれなかったために破産してしまう人がたくさんいる。あるいは保険そのものに入っていない(金銭的な理由だけでなく、既往症や単なるリスクのために加入を拒否されたりする)人が4000万人とかいて、医療そのものも受けられないため、本来助けられるタイプの問題でさえ、助からずに死んでいかなければならない人たちがいる。他にもいろいろあって、日本の企業もうそやごまかしだらけでいやになるけれど、これを見るとアメリカの医療保険会社って何なんだろうと思わずにはいられない。そんな中でまともに業務をやってくれる会社があれば悪徳保険会社をみんな駆逐してほとんど市場を独占できるのではないかと思うのは素人考えなのでしょうか・・・。それよりもやはり医療保険は、他の先進国すべてがそうであるように、社会保障のひとつにすべきなのでしょうか。
by a-pot
| 2008-02-19 16:08
| SVの暮らし