2009年 05月 29日
スタートアップで楽しいこと |
スタートアップで楽しいことのひとつに、自分たちで決めていくことが多いということがあります。
エスタブリッシュした大企業と違って、これはこう、あれはああといった、長い年月の間に決まってきたルールとか慣習といったものがないので、問題や必要性が生じるたびにいちいち関係者が相談して決めていくことになります。それに、そもそも大企業なら当たり前のようにあるシステムや仕組みといったものが存在しない場合が多いので、必要だと思われた時点で誰かが声を上げて、いちから作っていきます。それもどちらかというとトップダウンよりも現場からのボトムアップ的な始まり方をすることが多く、現場のメンバーで骨子を決めて、その他のみなさんの了解を得るようなことが多いです。
日本だと、自分みたいなペーペーが・・・と思いがちなケースでも、こちらでは積極的に声を上げることができます。もちろんそれらすべてが採用されるわけではありませんけどね。
研究の現場の関係者で勝手に小委員会みたいなものを立ち上げて、必要に応じてミーティング等を重ねながら、内容を詰めていきます。会社は7歳になりましたが、まだまだ未完なことだらけで、次から次へと問題は生じます。私はたまたま誰一人知り合いがいない状態で、つまり何のコネもなく入社したこともあり(15名しかいなかった当時、そういう社員は他にいなかった)、しかも言葉の壁も今よりずっと高かったこともあり(今でもしっかりあるけど)、正直言って最初の頃はそういうおもしろい部分にあまり参加させてもらえませんでした。とにかくみんなが言ってることが理解できないし(本当は英語さえわかれば十分理解できる内容、というかむしろ自分の方がよく知っていることもたくさんあったんだけど)、シリコンバレーのベンチャーにしては当時英語ネイティブ割合が高かった中でほとんど口も挟めませんでしたから、あいつを入れても役に立たないと思われていたと思います。
でも5年6年と経つうちに、古いほうから数えて何番目みたいになって、シリコンバレーらしく社内のアジアン移民割合もぐっと上がって、英語力も多少は改善して、それなりにrespectしてもらえるようになった結果、上記のようなおもしろい部分に参加できる、というか内容によっては主催さえできるようになってきたので、現場レベルのdecision makingに関わる機会が少しずつ増えてきました。
それ以前も、何度も書いているようにフレキシブルな労働環境なのは最初からだし、ストレスなく働きやすかったのですが、そこにさらに新しく物事を決めていくおもしろさが加わった感じでしょうか。それにしても、あーでもこーでもと言いながら、ネガティブなことにはできるだけ目をつぶり(ココ重要)、勤めてプラス面を見るようにして物事を前に進めていくプロセスは、多国籍なカルチャーの中ならではなのかな。
エスタブリッシュした大企業と違って、これはこう、あれはああといった、長い年月の間に決まってきたルールとか慣習といったものがないので、問題や必要性が生じるたびにいちいち関係者が相談して決めていくことになります。それに、そもそも大企業なら当たり前のようにあるシステムや仕組みといったものが存在しない場合が多いので、必要だと思われた時点で誰かが声を上げて、いちから作っていきます。それもどちらかというとトップダウンよりも現場からのボトムアップ的な始まり方をすることが多く、現場のメンバーで骨子を決めて、その他のみなさんの了解を得るようなことが多いです。
日本だと、自分みたいなペーペーが・・・と思いがちなケースでも、こちらでは積極的に声を上げることができます。もちろんそれらすべてが採用されるわけではありませんけどね。
研究の現場の関係者で勝手に小委員会みたいなものを立ち上げて、必要に応じてミーティング等を重ねながら、内容を詰めていきます。会社は7歳になりましたが、まだまだ未完なことだらけで、次から次へと問題は生じます。私はたまたま誰一人知り合いがいない状態で、つまり何のコネもなく入社したこともあり(15名しかいなかった当時、そういう社員は他にいなかった)、しかも言葉の壁も今よりずっと高かったこともあり(今でもしっかりあるけど)、正直言って最初の頃はそういうおもしろい部分にあまり参加させてもらえませんでした。とにかくみんなが言ってることが理解できないし(本当は英語さえわかれば十分理解できる内容、というかむしろ自分の方がよく知っていることもたくさんあったんだけど)、シリコンバレーのベンチャーにしては当時英語ネイティブ割合が高かった中でほとんど口も挟めませんでしたから、あいつを入れても役に立たないと思われていたと思います。
でも5年6年と経つうちに、古いほうから数えて何番目みたいになって、シリコンバレーらしく社内のアジアン移民割合もぐっと上がって、英語力も多少は改善して、それなりにrespectしてもらえるようになった結果、上記のようなおもしろい部分に参加できる、というか内容によっては主催さえできるようになってきたので、現場レベルのdecision makingに関わる機会が少しずつ増えてきました。
それ以前も、何度も書いているようにフレキシブルな労働環境なのは最初からだし、ストレスなく働きやすかったのですが、そこにさらに新しく物事を決めていくおもしろさが加わった感じでしょうか。それにしても、あーでもこーでもと言いながら、ネガティブなことにはできるだけ目をつぶり(ココ重要)、勤めてプラス面を見るようにして物事を前に進めていくプロセスは、多国籍なカルチャーの中ならではなのかな。
by a-pot
| 2009-05-29 15:42
| 医薬、バイオ関連