2009年 06月 03日
PTO |
有給休暇(PTO: Paid Time Off)のシステムは、国によっても会社によっても違います。
日本にいたときは、初年度に14日とかで、毎年1日ずつ増えて7年目くらいからは年間20日で固定だったような・・・。前年の未消化分は翌年に繰越し可能だけど、翌々年までは繰り越せない。つまり最大40日まで積み立て可能。有給を全部消化する人はあまりいないので、年間20日とかなる頃には、毎年40日発生して、一昨年に使い切れなかった20日を流してしまうのが普通でした。
こちらで最初の会社では、初年度12日くらいから始まって、最高20日まで毎年増えていくというのは日本の時と似ていましたが、バケーションとは別にsick leave(病欠)が年間8日ありました。つまり最初から年間20日あるのとほぼ同等です。このsick leaveがない場合は、病気でも休暇でも同じPTOを使うことになりますが、分かれていると、いわゆる有給を使い切っていても、ある意味安心して病欠が可能になります。
上記のどちらの場合も、PTOは年度初め(もしくは採用ごすぐ)に発生しました。つまり使おうと思えば仕事を始めてすぐ、いきなり1週間の休みとかも取れるわけです。
今の会社はちょっと違うシステムになっています。初年度から20日分のPTOがありますが、最初から全部使えるわけではなくて、勤務日数の経過に伴って、paycheckごとに貯まっていくシステムです。年間20日だと3ヶ月で5日、2週間では0.77日程度となります。つまり1ヶ月働いてようやく1.5日強のPTOが手に入るわけです。ずっと使わずにいれば、1年で20日貯まることになります。
そして入社5年までは最大30日。6年目以降は年間25日になって、最大積み立ても37.5日に増えます。このあたりの数字は日米間に大きな差はないのですが、実際に大きく違うのは、こちらでは有給を「流す」という概念がないこと。自分のPTOを捨てるなんてあり得ません。自分のPTOが積み立て限度に近づいてくると、取り立てて理由はなくても「今週金曜日は休み」みたいなことになります。社歴5年以上になると毎月2日以上のPTOが発生するので、まとまった休みを取らない人が有給を流さないためには隔週で金曜日も休みになって、まじで週休2.5日みたいなことになるわけです(笑)。
もうひとつの違いは、PTOが払い戻されるということでしょうか。レイオフになると、未消化の有給はその人の時給換算で会社が買い取ります。まじでそのためにPTOをできるだけ使わずにためている人さえいるくらいです。自己都合退職の場合は、会社のポリシーによるみたいですが。
先日来も書いているように、今時は休みといってもウェブ経由でメールチェックくらいしますし、VPN経由でそれなりに仕事もしますので、その境界ははっきりしないわけですが、それにしてもPTOに関する日米の意識の違いというのははっきりしていますよね。
日本にいたときは、初年度に14日とかで、毎年1日ずつ増えて7年目くらいからは年間20日で固定だったような・・・。前年の未消化分は翌年に繰越し可能だけど、翌々年までは繰り越せない。つまり最大40日まで積み立て可能。有給を全部消化する人はあまりいないので、年間20日とかなる頃には、毎年40日発生して、一昨年に使い切れなかった20日を流してしまうのが普通でした。
こちらで最初の会社では、初年度12日くらいから始まって、最高20日まで毎年増えていくというのは日本の時と似ていましたが、バケーションとは別にsick leave(病欠)が年間8日ありました。つまり最初から年間20日あるのとほぼ同等です。このsick leaveがない場合は、病気でも休暇でも同じPTOを使うことになりますが、分かれていると、いわゆる有給を使い切っていても、ある意味安心して病欠が可能になります。
上記のどちらの場合も、PTOは年度初め(もしくは採用ごすぐ)に発生しました。つまり使おうと思えば仕事を始めてすぐ、いきなり1週間の休みとかも取れるわけです。
今の会社はちょっと違うシステムになっています。初年度から20日分のPTOがありますが、最初から全部使えるわけではなくて、勤務日数の経過に伴って、paycheckごとに貯まっていくシステムです。年間20日だと3ヶ月で5日、2週間では0.77日程度となります。つまり1ヶ月働いてようやく1.5日強のPTOが手に入るわけです。ずっと使わずにいれば、1年で20日貯まることになります。
そして入社5年までは最大30日。6年目以降は年間25日になって、最大積み立ても37.5日に増えます。このあたりの数字は日米間に大きな差はないのですが、実際に大きく違うのは、こちらでは有給を「流す」という概念がないこと。自分のPTOを捨てるなんてあり得ません。自分のPTOが積み立て限度に近づいてくると、取り立てて理由はなくても「今週金曜日は休み」みたいなことになります。社歴5年以上になると毎月2日以上のPTOが発生するので、まとまった休みを取らない人が有給を流さないためには隔週で金曜日も休みになって、まじで週休2.5日みたいなことになるわけです(笑)。
もうひとつの違いは、PTOが払い戻されるということでしょうか。レイオフになると、未消化の有給はその人の時給換算で会社が買い取ります。まじでそのためにPTOをできるだけ使わずにためている人さえいるくらいです。自己都合退職の場合は、会社のポリシーによるみたいですが。
先日来も書いているように、今時は休みといってもウェブ経由でメールチェックくらいしますし、VPN経由でそれなりに仕事もしますので、その境界ははっきりしないわけですが、それにしてもPTOに関する日米の意識の違いというのははっきりしていますよね。
by a-pot
| 2009-06-03 15:32
| 医薬、バイオ関連