2010年 09月 16日
CROとの仕事 |
最近、新しいプロジェクトがスタートしたのですが、いきなり中国のCRO(Contract Research Organization: 受託研究会社)4社といっしょに、FTE(Full Time Equivalent)ベースといって、決まった人数にフルタイムでうちのプロジェクトの仕事をしてもらうという形で進めています。擬似フルタイム社員とでもいいましょうか。CROの所在地は北京や上海になります。実はこういう形態はここ数年、非常にポピュラーになってきていて、メガファーマ各社でも自社のダウンサイズを進めながら、こういったCROとフルタイム契約をして研究を進めていたりします。
もちろんインドにも同様な会社はあるのですが、中国のアドバンテージは西海岸との時差(夏時間で15時間)。インドだとほぼ12時間になります。これがなぜ問題かというと、こういう形で仕事をすすめる場合、どうしてもある程度の頻度で進捗を確認する必要があるからで、そのために毎週1回は電話会議をします。15時間の時差だと、こちらの夕方5時半が向こうの朝8時半ということで、理想的とは言えませんが、まあお互い許容範囲です。時差が12時間あると、夜7時と朝7時、あるいは夜8時と朝8時ということですから、できれば避けたいですよね?これが全然平気だという人はワーカホリックの可能性がありますので、ご注意ください(リンク先は日経ビジネスなので無料の会員登録が必要かも)。
週1回夕方5時半に電話会議があるくらいならまあどうってことないのですが、これが4社あると週4回もやることになります。いつでも早く帰ろうと思えば早く帰れる今の仕事のフレキシビリティがよかったのですが、ちょっと制限がかかってしまったのが不満、なんていうと多くの人に怒られそうですよね。きゃー。
諸事情を勘案し、とりあえず火曜日に2本立て(5時半と6時15分)、水曜と木曜にそれぞれ1本ずつというスケジュールにして、もうひとりの同僚と協力してマネージしていくことになりました。相方は中国出身なので、必要な時には中国語でコミュニケーションできるし、大変助かるのですが、私に取っては何しろ似たような名前の人も多いし、誰がどの会社だったか、あるいはどの会社がどの化合物の合成を担当していたかとか、いまだに混乱しまくり(笑)です。
ただ来週から中国では、日本のゴールデンウィーク以上のお休みモードに入ります。22日から24日が仲秋祭、月餅でお祝いするやつです。そして10月1日~7日が、国民の祝日。休みになると仕事が進まないので、それはもちろん困りものではあるのですが、その間電話会議もなくなるということに関してはちょっと嬉しかったり(^^;)。でも中国では、連休の前後の週末に振替出勤をします。今年の場合だと、9月19日(日)、25日(土)、26日(日)
、それに10月9日(土)は、多くの会社で出勤日のようです。ということで、電話会議も適宜スケジュールしなおして行ないます。彼らが土曜日に出勤するならこちらは金曜日の夕方にでもできますし。
現在ドラッグディスカバリー関連のCROは上海、北京周辺を中心に文字通り林立していて、かなり競争が激しいので、顧客満足を得るべくみなさんそれなりにハードワークしてくれるのですが、一方それぞれのCROの中で優秀なケミストを自分たちのプロジェクトにアサインしてもらうという点では、顧客間の目に見えないcompetitionもあります。顧客である私たちの側としては、ここには最高の人材をアサインしなければと思ってもらえるようなカスタマーになる必要があるのです。ルーチンワークでなく、常に新しい化合物を作り続ける私たちの仕事の場合、人数と成果は必ずしも比例しません。何人かけたかよりもどれだけいいケミストにやってもらうかが非常に重要だったりするのです。
そんなこんなで、仕事がはかどる秋を目指してやっている、今日この頃です。
もちろんインドにも同様な会社はあるのですが、中国のアドバンテージは西海岸との時差(夏時間で15時間)。インドだとほぼ12時間になります。これがなぜ問題かというと、こういう形で仕事をすすめる場合、どうしてもある程度の頻度で進捗を確認する必要があるからで、そのために毎週1回は電話会議をします。15時間の時差だと、こちらの夕方5時半が向こうの朝8時半ということで、理想的とは言えませんが、まあお互い許容範囲です。時差が12時間あると、夜7時と朝7時、あるいは夜8時と朝8時ということですから、できれば避けたいですよね?これが全然平気だという人はワーカホリックの可能性がありますので、ご注意ください(リンク先は日経ビジネスなので無料の会員登録が必要かも)。
週1回夕方5時半に電話会議があるくらいならまあどうってことないのですが、これが4社あると週4回もやることになります。いつでも早く帰ろうと思えば早く帰れる今の仕事のフレキシビリティがよかったのですが、ちょっと制限がかかってしまったのが不満、なんていうと多くの人に怒られそうですよね。きゃー。
諸事情を勘案し、とりあえず火曜日に2本立て(5時半と6時15分)、水曜と木曜にそれぞれ1本ずつというスケジュールにして、もうひとりの同僚と協力してマネージしていくことになりました。相方は中国出身なので、必要な時には中国語でコミュニケーションできるし、大変助かるのですが、私に取っては何しろ似たような名前の人も多いし、誰がどの会社だったか、あるいはどの会社がどの化合物の合成を担当していたかとか、いまだに混乱しまくり(笑)です。
ただ来週から中国では、日本のゴールデンウィーク以上のお休みモードに入ります。22日から24日が仲秋祭、月餅でお祝いするやつです。そして10月1日~7日が、国民の祝日。休みになると仕事が進まないので、それはもちろん困りものではあるのですが、その間電話会議もなくなるということに関してはちょっと嬉しかったり(^^;)。でも中国では、連休の前後の週末に振替出勤をします。今年の場合だと、9月19日(日)、25日(土)、26日(日)
、それに10月9日(土)は、多くの会社で出勤日のようです。ということで、電話会議も適宜スケジュールしなおして行ないます。彼らが土曜日に出勤するならこちらは金曜日の夕方にでもできますし。
現在ドラッグディスカバリー関連のCROは上海、北京周辺を中心に文字通り林立していて、かなり競争が激しいので、顧客満足を得るべくみなさんそれなりにハードワークしてくれるのですが、一方それぞれのCROの中で優秀なケミストを自分たちのプロジェクトにアサインしてもらうという点では、顧客間の目に見えないcompetitionもあります。顧客である私たちの側としては、ここには最高の人材をアサインしなければと思ってもらえるようなカスタマーになる必要があるのです。ルーチンワークでなく、常に新しい化合物を作り続ける私たちの仕事の場合、人数と成果は必ずしも比例しません。何人かけたかよりもどれだけいいケミストにやってもらうかが非常に重要だったりするのです。
そんなこんなで、仕事がはかどる秋を目指してやっている、今日この頃です。
by a-pot
| 2010-09-16 14:18
| 医薬、バイオ関連