2011年 06月 30日
敢えて情報を集めない |
6月が終わる!ブログひとつもアップしてない!開始以来、1ヶ月エントリーなしということは一度もなかったので、というわけではありませんが、キャリア関連のことをツイッターでひとしきりつぶやいてみたので、それを以下にまとめておきます。
ここ数年、海外志向の若者たちとそれなりの数に出会う機会があって、というかそういう機会を積極的に作って、彼ら彼女らの話を聞いている。
ツイッターでも、特にサイエンス系の学生の方々をなるべくフォローして、声を聞こうとしている。もちろん全部のつぶやきを読めるわけではないけど。
そうやって知ることができるみんなの知識や意識のレベルの高さはすごいなと思う。特に同年代だった頃、海外なんて考えもしなかった自分などとは比べるべくもない。
もちろん私自身も、現時点で自分が目指すゴールに向けて、日々いろんなことを考えながらがんばっているつもりだ。
でも私のゴールはあくまでも私のものであって、おそらくみなさんのとは違う。結果的にどうなるかは誰にもわからない。基本的に誰しも自分が信じる道を進むしかない。
そして自分が本当にやりたいことって、20代はもちろんのこと、30代になってさえわからない可能性もある。
ここ数年、好きなことを極めるとか、好きなことを仕事にするとか、「好き」をキーワードにしたメッセージが巷に溢れている。でも自分が本当に好きなことが何なのか、誰もが若いうちからわかるわけではない。
もちろん自分が好きなこと、やりたいことがはっきりしている人は、こんなもの読まずに、あなたが目指すものに向かって突き進んで欲しい。
私の場合は正直言って、40代後半になってまだ自分が一番やりたいことは何なのか考え続けている。ただしずっと悩んでいたわけではなく、最初に就職してから10数年、実はそんな悩みはなかった。
新薬を作りたい、将来は出世したい(^^;)、漠然とそれだけがあって、毎日目の前のことをただがむしゃらにやるだけだった。
当時「思考停止」という言葉さえ知らなかったけど、考えるべきことを考えず、ただひたすら体を動かしていたという感じ。
結果的に大学を出てから今まで20数年、ずっとメディシナルケミストリーという研究職をしてきた。好きか嫌いかと問われれば好きだ。
幸い上司にも先輩や同僚にも恵まれ、実際には好き嫌いとか考える以前に、最初からとにかく一所懸命やってきたというのが正直なところ。
その結果、少なくとも自分はこの仕事のプロだと言える程度の自負はあるし、ラッキーだった面も含めてそれなりの成果もある。
ちなみに日本の製薬企業の合成研究員のみなさんのほとんどは、シリコンバレーでも十分トップレベルでやっていける実力がある。これは間違いない。
しかし、今までやってきたメディシナルケミストリーが、これからの自分にも最も向いている仕事なのかと考えると、ここ数年ずっと疑問が沸いてくるのを止められずにいる。
つまり自分が本当にやりたいことというのは、時間や年齢とともに変わっていく可能性もあるのではないか?と。っていうかあるんだからしょうがないな。w
タイムトリップとかで未来の自分に聞いてみることができない以上、私たちは常にその時点での”Do my best”の判断をするしかない。そしてできれば選んだ道について後悔はしたくない。
その判断をするための情報をどれだけ集めるか、あるいはあえて集めないか、それはあなた次第。自分の直感を信じ、世の中の情報や常識に左右され過ぎないという姿勢も時には大事だと思う。
でもとにかく自分で考えて決めることで一番頑張れるし、結果はどうあれ後悔しないためのベストな道になるはず。目新しい結論はありませんが、とりあえず以上。
ここ数年、海外志向の若者たちとそれなりの数に出会う機会があって、というかそういう機会を積極的に作って、彼ら彼女らの話を聞いている。
ツイッターでも、特にサイエンス系の学生の方々をなるべくフォローして、声を聞こうとしている。もちろん全部のつぶやきを読めるわけではないけど。
そうやって知ることができるみんなの知識や意識のレベルの高さはすごいなと思う。特に同年代だった頃、海外なんて考えもしなかった自分などとは比べるべくもない。
もちろん私自身も、現時点で自分が目指すゴールに向けて、日々いろんなことを考えながらがんばっているつもりだ。
でも私のゴールはあくまでも私のものであって、おそらくみなさんのとは違う。結果的にどうなるかは誰にもわからない。基本的に誰しも自分が信じる道を進むしかない。
そして自分が本当にやりたいことって、20代はもちろんのこと、30代になってさえわからない可能性もある。
ここ数年、好きなことを極めるとか、好きなことを仕事にするとか、「好き」をキーワードにしたメッセージが巷に溢れている。でも自分が本当に好きなことが何なのか、誰もが若いうちからわかるわけではない。
もちろん自分が好きなこと、やりたいことがはっきりしている人は、こんなもの読まずに、あなたが目指すものに向かって突き進んで欲しい。
私の場合は正直言って、40代後半になってまだ自分が一番やりたいことは何なのか考え続けている。ただしずっと悩んでいたわけではなく、最初に就職してから10数年、実はそんな悩みはなかった。
新薬を作りたい、将来は出世したい(^^;)、漠然とそれだけがあって、毎日目の前のことをただがむしゃらにやるだけだった。
当時「思考停止」という言葉さえ知らなかったけど、考えるべきことを考えず、ただひたすら体を動かしていたという感じ。
結果的に大学を出てから今まで20数年、ずっとメディシナルケミストリーという研究職をしてきた。好きか嫌いかと問われれば好きだ。
幸い上司にも先輩や同僚にも恵まれ、実際には好き嫌いとか考える以前に、最初からとにかく一所懸命やってきたというのが正直なところ。
その結果、少なくとも自分はこの仕事のプロだと言える程度の自負はあるし、ラッキーだった面も含めてそれなりの成果もある。
ちなみに日本の製薬企業の合成研究員のみなさんのほとんどは、シリコンバレーでも十分トップレベルでやっていける実力がある。これは間違いない。
しかし、今までやってきたメディシナルケミストリーが、これからの自分にも最も向いている仕事なのかと考えると、ここ数年ずっと疑問が沸いてくるのを止められずにいる。
つまり自分が本当にやりたいことというのは、時間や年齢とともに変わっていく可能性もあるのではないか?と。っていうかあるんだからしょうがないな。w
タイムトリップとかで未来の自分に聞いてみることができない以上、私たちは常にその時点での”Do my best”の判断をするしかない。そしてできれば選んだ道について後悔はしたくない。
その判断をするための情報をどれだけ集めるか、あるいはあえて集めないか、それはあなた次第。自分の直感を信じ、世の中の情報や常識に左右され過ぎないという姿勢も時には大事だと思う。
でもとにかく自分で考えて決めることで一番頑張れるし、結果はどうあれ後悔しないためのベストな道になるはず。目新しい結論はありませんが、とりあえず以上。
by a-pot
| 2011-06-30 13:42
| アメリカでの就職、キャリア関連