2013年 03月 12日
古川黎明高校のシリコンバレー研修が終わった |
先週1週間、宮城県立古川黎明高校から生徒さん10名と引率の先生2名がシリコンバレーを訪問していました。これはちょうど1年ほど前に、こちらの高校のアドバイザーをされている東北大学医学研究科の大隅典子先生から、高校生のシリコンバレー研修のようなものを行うにあたって協力してもらえないかという連絡をいただいたことに端を発します。大隅先生からの案件については、返事は「はい」と決まっていますのでww、二つ返事で承りました。
このバックグラウンドとしては、古川黎明高校が、文科省のプログラムであるスーパーサイエンスハイスクールに応募していたからということなのですが、これにめでたく採択され、4月から具体的な準備が始まりました。私に関してはもちろんボランティアです。
メールを中心に高校サイドと打ち合わせを重ね、こちらのいろいろな方々に協力をお願いしつつ、1週間のプログラムを作り上げました。昨年はたまたまアジアへ出張の機会もあったため、古川黎明高校へも2回ほど実際におじゃまし、先生方や実際に参加する生徒さんとも直接会うことで、イメージの共有につとめました。
そうして先週、いよいよ本番を迎えたというわけです。別に機密事項ではないとのことなので、スケジュールのサマリーを以下に記します。
3/3 成田空港出発
3/3 到着 / The Tech Museum of Innovation
3/4 California Academy of Sciences / Intel Museum
3/5 NEC Corporation of America / NASA Exploration Center / Apple
3/6Monterey Bay Aquarium
3/7Computer History Museum / Cupertino High School / Google
3/8Anacor Pharmaceuticals / Stanford University / Squire Sanders
3/9サンフランシスコ出発
木曜日にCupertino High Schoolというのがあります。これはこちらの高校で日本語を学んでいるクラスにお邪魔して、交流したらいいのではないかということで実現したセッションで、とても親切にご協力いただきました。そこで何をしようかということを考えたときに、これはサイエンス志向のプログラムであるということと、古川黎明高校の周辺は、東日本大震災で最大震度に見舞われた地域であるとうこともあり、やはり震災関連のことを紹介するのがいいのではないだろうかということになりました。ちょうど他のプログラムでもプレゼンの機会があったらしく、生徒たちがすべての資料を作り、原稿を考えました。
私も事前にスライドを見せていただきましたが、なかなか盛りだくさんで、当事者ならではの視点や内容もあり、現地の高校での交流に使うだけではもったいないのではないか?と思われました。せっかくだから、ベイエリアの日本人コミュニティにも見ていただく価値があるのではないか(日本人に限る必要はないのですが、まずは日本人からと)、そしてフィードバックをもらったり、またこれをきっかけに現地のみなさんとも交流する時間を設けられたらいいのではないかと考え、彼らの最終日の夕方に、「震災と、その後の2年間」と題してプレゼンをするイベントを計画しました。
しかしそのための予算があるわけでもなく、あれこれといろいろな方々に相談した結果、会場はPalo AltoのSquire Sandersという法律事務所の会議室を無料でご提供いただけることとなり、さらに食事はポットラック形式でいけそうな感じになってきましたので、そういう形で中2の娘にフライヤーを作ってもらいました。自分自身経験のない高校生のイベントにどれだけの人が集まるのだろうという一抹の不安もありましたが、多くの方々のご協力で、日本語補習校、スタンフォード日本人会、ベイスポ、シリコンバレー地方版などで周知をはかっていただいた結果、ふたを開けてみれば会場のキャパを若干超えるほどの、50余名の方々にご参加いただくことができました。
いろいろな方々が、いろいろな経路でこの情報をキャッチしてくださり、たとえばMountain Viewに最近オープンしたカレー屋さんが、ベイスポで見たからと、お店のカレーを数十名分もご提供くださる(!)という電話をいだいたりもしました。本当においしいカレーでした。
そして当日、生徒たちは若干緊張しながらも、準備したプレゼンをしっかりとこなし、質問にもがんばって回答し、さらにはこちらに来てから毎晩練習していたというソーラン節(?)のダンスパフォーマンスも披露し、拍手を浴びていました。その後、大変ハイレベルなポットラックの食事を堪能しながら、それぞれがおいでいただいたみなさんとたくさんお話ししていました。
それにしても、特に密なサポートをいただいた脇田さんファミリーのエネルギーと人脈、関口さんのネットワークと動員力にはただただ敬服するばかりです。本当にありがたいことです。上記のカレーも含め、その他にも多くの力強いサポートをいただいたおかげで、当初の期待以上に(^^;)充実したイベントになったと思います。
古川黎明高校の生徒さんたちも、いい刺激を受けて帰ってくれたことを願っています。
さて今週後半はいよいよ、第5回となるJBCシリコンバレーバイオ合宿だ!
このバックグラウンドとしては、古川黎明高校が、文科省のプログラムであるスーパーサイエンスハイスクールに応募していたからということなのですが、これにめでたく採択され、4月から具体的な準備が始まりました。私に関してはもちろんボランティアです。
メールを中心に高校サイドと打ち合わせを重ね、こちらのいろいろな方々に協力をお願いしつつ、1週間のプログラムを作り上げました。昨年はたまたまアジアへ出張の機会もあったため、古川黎明高校へも2回ほど実際におじゃまし、先生方や実際に参加する生徒さんとも直接会うことで、イメージの共有につとめました。
そうして先週、いよいよ本番を迎えたというわけです。別に機密事項ではないとのことなので、スケジュールのサマリーを以下に記します。
3/3 成田空港出発
3/3 到着 / The Tech Museum of Innovation
3/4 California Academy of Sciences / Intel Museum
3/5 NEC Corporation of America / NASA Exploration Center / Apple
3/6Monterey Bay Aquarium
3/7Computer History Museum / Cupertino High School / Google
3/8Anacor Pharmaceuticals / Stanford University / Squire Sanders
3/9サンフランシスコ出発
木曜日にCupertino High Schoolというのがあります。これはこちらの高校で日本語を学んでいるクラスにお邪魔して、交流したらいいのではないかということで実現したセッションで、とても親切にご協力いただきました。そこで何をしようかということを考えたときに、これはサイエンス志向のプログラムであるということと、古川黎明高校の周辺は、東日本大震災で最大震度に見舞われた地域であるとうこともあり、やはり震災関連のことを紹介するのがいいのではないだろうかということになりました。ちょうど他のプログラムでもプレゼンの機会があったらしく、生徒たちがすべての資料を作り、原稿を考えました。
私も事前にスライドを見せていただきましたが、なかなか盛りだくさんで、当事者ならではの視点や内容もあり、現地の高校での交流に使うだけではもったいないのではないか?と思われました。せっかくだから、ベイエリアの日本人コミュニティにも見ていただく価値があるのではないか(日本人に限る必要はないのですが、まずは日本人からと)、そしてフィードバックをもらったり、またこれをきっかけに現地のみなさんとも交流する時間を設けられたらいいのではないかと考え、彼らの最終日の夕方に、「震災と、その後の2年間」と題してプレゼンをするイベントを計画しました。
しかしそのための予算があるわけでもなく、あれこれといろいろな方々に相談した結果、会場はPalo AltoのSquire Sandersという法律事務所の会議室を無料でご提供いただけることとなり、さらに食事はポットラック形式でいけそうな感じになってきましたので、そういう形で中2の娘にフライヤーを作ってもらいました。自分自身経験のない高校生のイベントにどれだけの人が集まるのだろうという一抹の不安もありましたが、多くの方々のご協力で、日本語補習校、スタンフォード日本人会、ベイスポ、シリコンバレー地方版などで周知をはかっていただいた結果、ふたを開けてみれば会場のキャパを若干超えるほどの、50余名の方々にご参加いただくことができました。
いろいろな方々が、いろいろな経路でこの情報をキャッチしてくださり、たとえばMountain Viewに最近オープンしたカレー屋さんが、ベイスポで見たからと、お店のカレーを数十名分もご提供くださる(!)という電話をいだいたりもしました。本当においしいカレーでした。
そして当日、生徒たちは若干緊張しながらも、準備したプレゼンをしっかりとこなし、質問にもがんばって回答し、さらにはこちらに来てから毎晩練習していたというソーラン節(?)のダンスパフォーマンスも披露し、拍手を浴びていました。その後、大変ハイレベルなポットラックの食事を堪能しながら、それぞれがおいでいただいたみなさんとたくさんお話ししていました。
それにしても、特に密なサポートをいただいた脇田さんファミリーのエネルギーと人脈、関口さんのネットワークと動員力にはただただ敬服するばかりです。本当にありがたいことです。上記のカレーも含め、その他にも多くの力強いサポートをいただいたおかげで、当初の期待以上に(^^;)充実したイベントになったと思います。
古川黎明高校の生徒さんたちも、いい刺激を受けて帰ってくれたことを願っています。
さて今週後半はいよいよ、第5回となるJBCシリコンバレーバイオ合宿だ!
by a-pot
| 2013-03-12 14:13
| 科学一般