2014年 11月 07日
チャリティイベントを終えて (その3) |
その2はこちら。
いよいよイベント2日目の11月1日。音響、ビデオ、照明関係のスタッフは12時に会場入り。特に松波班長を中心とするビデオ班はものすごい気合で、テレビ局が生中継するのか?という勢いの機材を持ち込み、何と使用するカメラはトータル11台!それぞれセッティングを開始していると、その後次々と関係者が到着します。
ボランティア統括の千恵美さんは、純子さんの付き人としてのお仕事もされているので、ロビーの仕切りは、コアメンバーの関口由紀子さんのコーラス仲間でもあるラミレスさんと長岡さんにお願いしましたが、仕切りもすばらしければ、各ボランティアのみなさんも百戦錬磨の方々ばかりなので、あたかもプロが運営するイベントのように見事に切り盛りされていました。やっぱりシリコンバレーの日本人ボランティアすごすぎです。
照明に関しては、ライティングのコンソールとフォロースポットが別の部屋になっているため、フォロースポットの方を、関口さんのご子息であるりくとくんにお願いすることとし、しばらく取り扱いを練習してもらいます。私もライティングコンソールの各フェーダーを覚えて、それぞれどんな風になるのかを何度も確認し、曲をイメージしながら動かしてみます。
しばらくしてリハ開始とともに、実際の曲に合わせてさらに試行錯誤。うまくいけば効果絶大ですが、下手にやるとミュージシャンのパフォーマンスをぶち壊し、何もしないほうがましだったという恐ろしい結果になりかねないのが照明の怖さです。
設備が限られていれば、シンプルにするしかないので大失敗も起こりにくいけれど、設備がしっかりしていると、いろいろなことができる代わりにセンスが強く問われるわけです。実はこういった色彩などのセンスにはまったく自信がない私。青とか赤とか緑とか、それらのミックスとか、曲ごとに、さらに曲の進行ごとに色を使うのかあえて白でいくのか、どれくらい明るくするのか、サイドのライトはどうするのか、前後のバランスはどうするのか、ピカピカ点滅させたりするのか、とにかく勇気を振り絞ってエイヤッと決めていかなければなりません。好きなようにやれるのは楽しいしやりがいがあるのも確かですが、ミュージシャンや客席のみなさんに「ここでそれはないだろ」みたいに思われたりしないか、いちいちドキドキなのも確かです。
そんなこんなでこの日もあっという間に本番の時間。フォロースポットは練習の甲斐あってりくとくんグッジョブ。また動画を合計5本、カラオケを4曲使ったので、ミキサーとは別にサウンドと映像の頭出し、スクリーンの上げ下げのタイミングなどもけっこう緊張を強いられる役割でしたが、これは桝本さんのご長男、さいしろうくんがばっちりこなしてくれました。そしてカラオケだけでやるのとは別次元の難しさとなるサウンドミキサーは、バンドのKenさんが探してきてくださったRyoくんが担当してくれました。
それ以外にもいろいろと連動が必要だったので、インカム(遠隔通話装置)を使って、ステージ袖の桝本さん、ロビーを含めたボランティア統括の千恵美さん、ミキサー、フォロースポット、ビデオ出し、そして照明があれこれと通話しながら本番を進めました。突然曲順が変わったり、場合によってはスキップしたり追加したりと、純子さんのコンサートの進行は臨機応変なところがあるので(笑)、インカムがなかったら全体がかなりギクシャクしてしまったと思います。
桝本さんのMCはもちろん何も言うことなく、上記のとおり舞台の裏方のがんばりもあり、純子さんもバンドもすばらしいパフォーマンス。アンコールも当初の予定よりたくさんやって、トータル90分の予定が終わってみれば110分の大サービスとなりました。
用意したチャリティつき2枚組みCDも2日間で80組を完売でまだ足りず、桝本さんが自分の荷物を実家に残して日本から運んでいただいた「みずいろの飴」も200袋完売。スタッフTシャツの残りも完売ということで、おいでいただいたみなさまにも満足していただけるイベントになりました。ただCDや他のグッズ買いたかったのに買えなかった方、ごめんなさい。
こうして、初日は36名の観客と純子さん、バンドメンバー、スタッフ合わせて50名ほど、2日目は600名超の入場を数えたチャリティイベントが無事終わりました。みなさんに楽しんでいただけたようで、ほんとによかった。ひと安心の瞬間です。
その後はバンドメンバー、東北からのゲスト、撮影班を含むボランティアメンバーで純子さんを囲んでの打ち上げ。こちらも最後はなんと午前1時までおつきあいいただき、それでも名残惜しく解散しました。
翌朝の純子さんのフライトはサンノゼ空港を9:15AM発。ちょうどDaylight Time Savingが終わって1時間得をする日ではありましたが、それでも朝7時にホテルを出るというハードスケジュール。しかし大変元気にLAにお戻りになり、さらに翌日の火曜日には日本に向けて出発されました。
その後は関係者間でFBへの写真アップとコメント、メールの交換がずーっと続き、みなさんの高揚感、満足感、さらに終わってしまった喪失感(笑)も感じられました。
言うまでもないことですが、いわゆるスター/有名人をお招きしてひとつのイベントを企画し、実行するというのはけっこう勇気がいることです。何人来るかわからない状態で箱(会場)を先に決め、その他にもいろいろなことを決めて、臨機応変に準備していかなければなりません。今回も大きな会場を借りて本当にだいじょうぶなのか、正直不安はありました。スタッフは全員ボランティアで、それぞれ仕事があります。家庭や他のいろいろなこともある中で、これだけのサイズのイベントを実行するのはさすがに簡単とは言えません。でも決して不可能でもありません。とりわけ信じてやりきる意思と覚悟が大事だなと、あらためて教えられたイベントでした。
集まった寄付金の額などは、桝本さんがまとめてくださっているので、近々報告があると思います。純子さんの東北支援活動であるトランスパシフィックキャンペーンのお手伝いとして、少しでも東北の若者の支援になり、もっと多くのはるひちゃんを作り出すきっかけができそうなこと、とても嬉しく思います。
何をおいてもまず純子さん、私たちのラブコールに応えて再びおいでいただき、しかも2日間に渡ってすばらしいパフォーマンスをご披露いただき、その上打ち上げまでも最後までおつきあいいただき、本当に本当にありがとうございました。またファンが増えましたよ♪
そしてOtonowaのみなさまにも感謝です。かっこよくキレのある演奏を、とても楽しそうな表情でされるのが印象的でした。さらにコアメンバーのみなさま、カメラクルーを含む多くのボランティア/協力者のみなさま、そして会場においでいただいたみなさま、当日会場には来られなくても心の中で応援してくれていたであろう家族や、その他のみなさまに、心より感謝いたします。この活動は継続がキーワードでもありますから、またいつか、よりパワーアップしたイベントをやりたいですね。
今日の素敵な写真もC&M Phtographyのひろみさんです。ありがとうございます。



いよいよイベント2日目の11月1日。音響、ビデオ、照明関係のスタッフは12時に会場入り。特に松波班長を中心とするビデオ班はものすごい気合で、テレビ局が生中継するのか?という勢いの機材を持ち込み、何と使用するカメラはトータル11台!それぞれセッティングを開始していると、その後次々と関係者が到着します。
ボランティア統括の千恵美さんは、純子さんの付き人としてのお仕事もされているので、ロビーの仕切りは、コアメンバーの関口由紀子さんのコーラス仲間でもあるラミレスさんと長岡さんにお願いしましたが、仕切りもすばらしければ、各ボランティアのみなさんも百戦錬磨の方々ばかりなので、あたかもプロが運営するイベントのように見事に切り盛りされていました。やっぱりシリコンバレーの日本人ボランティアすごすぎです。
照明に関しては、ライティングのコンソールとフォロースポットが別の部屋になっているため、フォロースポットの方を、関口さんのご子息であるりくとくんにお願いすることとし、しばらく取り扱いを練習してもらいます。私もライティングコンソールの各フェーダーを覚えて、それぞれどんな風になるのかを何度も確認し、曲をイメージしながら動かしてみます。
しばらくしてリハ開始とともに、実際の曲に合わせてさらに試行錯誤。うまくいけば効果絶大ですが、下手にやるとミュージシャンのパフォーマンスをぶち壊し、何もしないほうがましだったという恐ろしい結果になりかねないのが照明の怖さです。
設備が限られていれば、シンプルにするしかないので大失敗も起こりにくいけれど、設備がしっかりしていると、いろいろなことができる代わりにセンスが強く問われるわけです。実はこういった色彩などのセンスにはまったく自信がない私。青とか赤とか緑とか、それらのミックスとか、曲ごとに、さらに曲の進行ごとに色を使うのかあえて白でいくのか、どれくらい明るくするのか、サイドのライトはどうするのか、前後のバランスはどうするのか、ピカピカ点滅させたりするのか、とにかく勇気を振り絞ってエイヤッと決めていかなければなりません。好きなようにやれるのは楽しいしやりがいがあるのも確かですが、ミュージシャンや客席のみなさんに「ここでそれはないだろ」みたいに思われたりしないか、いちいちドキドキなのも確かです。
そんなこんなでこの日もあっという間に本番の時間。フォロースポットは練習の甲斐あってりくとくんグッジョブ。また動画を合計5本、カラオケを4曲使ったので、ミキサーとは別にサウンドと映像の頭出し、スクリーンの上げ下げのタイミングなどもけっこう緊張を強いられる役割でしたが、これは桝本さんのご長男、さいしろうくんがばっちりこなしてくれました。そしてカラオケだけでやるのとは別次元の難しさとなるサウンドミキサーは、バンドのKenさんが探してきてくださったRyoくんが担当してくれました。
それ以外にもいろいろと連動が必要だったので、インカム(遠隔通話装置)を使って、ステージ袖の桝本さん、ロビーを含めたボランティア統括の千恵美さん、ミキサー、フォロースポット、ビデオ出し、そして照明があれこれと通話しながら本番を進めました。突然曲順が変わったり、場合によってはスキップしたり追加したりと、純子さんのコンサートの進行は臨機応変なところがあるので(笑)、インカムがなかったら全体がかなりギクシャクしてしまったと思います。
桝本さんのMCはもちろん何も言うことなく、上記のとおり舞台の裏方のがんばりもあり、純子さんもバンドもすばらしいパフォーマンス。アンコールも当初の予定よりたくさんやって、トータル90分の予定が終わってみれば110分の大サービスとなりました。
用意したチャリティつき2枚組みCDも2日間で80組を完売でまだ足りず、桝本さんが自分の荷物を実家に残して日本から運んでいただいた「みずいろの飴」も200袋完売。スタッフTシャツの残りも完売ということで、おいでいただいたみなさまにも満足していただけるイベントになりました。ただCDや他のグッズ買いたかったのに買えなかった方、ごめんなさい。
こうして、初日は36名の観客と純子さん、バンドメンバー、スタッフ合わせて50名ほど、2日目は600名超の入場を数えたチャリティイベントが無事終わりました。みなさんに楽しんでいただけたようで、ほんとによかった。ひと安心の瞬間です。
その後はバンドメンバー、東北からのゲスト、撮影班を含むボランティアメンバーで純子さんを囲んでの打ち上げ。こちらも最後はなんと午前1時までおつきあいいただき、それでも名残惜しく解散しました。
翌朝の純子さんのフライトはサンノゼ空港を9:15AM発。ちょうどDaylight Time Savingが終わって1時間得をする日ではありましたが、それでも朝7時にホテルを出るというハードスケジュール。しかし大変元気にLAにお戻りになり、さらに翌日の火曜日には日本に向けて出発されました。
その後は関係者間でFBへの写真アップとコメント、メールの交換がずーっと続き、みなさんの高揚感、満足感、さらに終わってしまった喪失感(笑)も感じられました。
言うまでもないことですが、いわゆるスター/有名人をお招きしてひとつのイベントを企画し、実行するというのはけっこう勇気がいることです。何人来るかわからない状態で箱(会場)を先に決め、その他にもいろいろなことを決めて、臨機応変に準備していかなければなりません。今回も大きな会場を借りて本当にだいじょうぶなのか、正直不安はありました。スタッフは全員ボランティアで、それぞれ仕事があります。家庭や他のいろいろなこともある中で、これだけのサイズのイベントを実行するのはさすがに簡単とは言えません。でも決して不可能でもありません。とりわけ信じてやりきる意思と覚悟が大事だなと、あらためて教えられたイベントでした。
集まった寄付金の額などは、桝本さんがまとめてくださっているので、近々報告があると思います。純子さんの東北支援活動であるトランスパシフィックキャンペーンのお手伝いとして、少しでも東北の若者の支援になり、もっと多くのはるひちゃんを作り出すきっかけができそうなこと、とても嬉しく思います。
何をおいてもまず純子さん、私たちのラブコールに応えて再びおいでいただき、しかも2日間に渡ってすばらしいパフォーマンスをご披露いただき、その上打ち上げまでも最後までおつきあいいただき、本当に本当にありがとうございました。またファンが増えましたよ♪
そしてOtonowaのみなさまにも感謝です。かっこよくキレのある演奏を、とても楽しそうな表情でされるのが印象的でした。さらにコアメンバーのみなさま、カメラクルーを含む多くのボランティア/協力者のみなさま、そして会場においでいただいたみなさま、当日会場には来られなくても心の中で応援してくれていたであろう家族や、その他のみなさまに、心より感謝いたします。この活動は継続がキーワードでもありますから、またいつか、よりパワーアップしたイベントをやりたいですね。
今日の素敵な写真もC&M Phtographyのひろみさんです。ありがとうございます。



by a-pot
| 2014-11-07 13:22
| 八神純子さん