2005年 07月 29日
国際化学オリンピック |
第37回 International Chemistry Olympiad というイベントが、7月16日から25日まで、台湾の台北で行われた。これは毎年行われている、高校生による国別対抗の化学のオリンピック。全国高校化学グランプリというサイトによれば
とのこと。全体の6割がメダルをもらえるということだけれど、5時間の試験を10日間なんて、つっかれそー。問題は各国語に翻訳されている。
アメリカ化学会の会報C&ENの記事によれば、今年は59カ国からのべ236人の生徒が参加したのだそう。過去3年間は中国がチーム優勝(4名の総合点で競う)していたらしいのだが、今年は不参加。今年の優勝は全員が金メダルを獲得した韓国。すばらしい! そして2位以下がベトナム、イラン、ロシア、そしてホストの台湾の順。個人の成績1位はロシアの生徒とのこと。アメリカチームは中ぐらいで、3名が銀、1名が銅だったようだ。日本の順位を見つけることができなかったけれど、ひとりが銀、3名が銅メダルとのことなので、アメリカより下なのは確か。銅メダルというのは、上から40%から60%なので、ようするに全体の平均点のあたりということ。日本代表の選考は、全国高校化学グランプリに参加した1,2年生の上位進出者を翌年春の最終選抜で決定するのだそうだ。ちなみに今年代表になった4名は、私立武蔵高等学校、私立神戸女学院高等学部、私立開成高等学校、私立創価高等学校の生徒さん。全員メダル獲得と健闘されたのだが、世界のトップとはやや開きがあるようだ。
ちなみに試験問題はこちらで見ることができるが、分析化学、無機化学、有機化学、物理化学と、化学全般をカバーしていて、相当難しい。私は一応有機化学が専門ということになっているけれど(汗)、ちゃんと回答できるのは半分もないかも(汗汗)。相対評価なので選手のみなさんがどれくらいの正答率なのかわからないけれど、相当タフな試験である。比較的純粋な「お勉強」を競うものだけれど、いわゆる先進国みたいなところは、こういうところではもはや「先進」ではないようですね。
大会は、通常、毎年7月初旬から約10日間開かれ、それぞれ5時間に及ぶ実験問題(Experimental Examination)と筆記問題(Theoretical Examination)が出題され個人戦として競われます。成績優秀者には金メダル(参加者の1割)、銀メダル(同2割)、銅メダル(同3割)がそれぞれ贈られます。
とのこと。全体の6割がメダルをもらえるということだけれど、5時間の試験を10日間なんて、つっかれそー。問題は各国語に翻訳されている。
アメリカ化学会の会報C&ENの記事によれば、今年は59カ国からのべ236人の生徒が参加したのだそう。過去3年間は中国がチーム優勝(4名の総合点で競う)していたらしいのだが、今年は不参加。今年の優勝は全員が金メダルを獲得した韓国。すばらしい! そして2位以下がベトナム、イラン、ロシア、そしてホストの台湾の順。個人の成績1位はロシアの生徒とのこと。アメリカチームは中ぐらいで、3名が銀、1名が銅だったようだ。日本の順位を見つけることができなかったけれど、ひとりが銀、3名が銅メダルとのことなので、アメリカより下なのは確か。銅メダルというのは、上から40%から60%なので、ようするに全体の平均点のあたりということ。日本代表の選考は、全国高校化学グランプリに参加した1,2年生の上位進出者を翌年春の最終選抜で決定するのだそうだ。ちなみに今年代表になった4名は、私立武蔵高等学校、私立神戸女学院高等学部、私立開成高等学校、私立創価高等学校の生徒さん。全員メダル獲得と健闘されたのだが、世界のトップとはやや開きがあるようだ。
ちなみに試験問題はこちらで見ることができるが、分析化学、無機化学、有機化学、物理化学と、化学全般をカバーしていて、相当難しい。私は一応有機化学が専門ということになっているけれど(汗)、ちゃんと回答できるのは半分もないかも(汗汗)。相対評価なので選手のみなさんがどれくらいの正答率なのかわからないけれど、相当タフな試験である。比較的純粋な「お勉強」を競うものだけれど、いわゆる先進国みたいなところは、こういうところではもはや「先進」ではないようですね。
by a-pot
| 2005-07-29 14:55
| 科学一般