2006年 01月 24日
植物中の化合物が血液のどろどろ化を防ぐ? |
続けてもうひとつサイエンスネタ。
血液をさらさらにというのは、心臓病や脳梗塞などの予防として、ほぼ常識となっている。アスピリンとかワーファリンといった薬が広く使われているけれども、そういう血液さらさら作用を持つ化合物が植物から新たに見つかったというもの。
膨大なスクリーニングの末、N-カフェオイルドーパミン、N-クラロイルドーパミンとその類縁体が見出された。これらはココア、クコの実、それにsweet pepper(日本語名不明)などに含まれるという。ただしその量は不明。名前からしてドーパミン(鬱やパーキンソンや各種の神経活動に重要な脳内神経伝達物質)の誘導体なので、ちょっとどうなんだろという気はしますが。
マウスの血液に加えたところ、これらの化合物は血液のどろどろ化に重要と考えられているP-selectin(P-セレクチン)の発現および、血小板-白血球の相互作用を阻害した。
もちろんまだやるべきことは多いが、研究グループは、これらの物質の食品添加物あるいはサプリメントとしての可能性に期待しているようだ。
血液をさらさらにというのは、心臓病や脳梗塞などの予防として、ほぼ常識となっている。アスピリンとかワーファリンといった薬が広く使われているけれども、そういう血液さらさら作用を持つ化合物が植物から新たに見つかったというもの。
After excessive screening of different phytochemicals, Park identified N-caffeoyldopamine, N-couraroyldopamine, and their analogs, as the best compounds for further study. These compounds are found naturally in foodstuffs such as cocoa, Chinese wolfberry, and sweet peppers.
膨大なスクリーニングの末、N-カフェオイルドーパミン、N-クラロイルドーパミンとその類縁体が見出された。これらはココア、クコの実、それにsweet pepper(日本語名不明)などに含まれるという。ただしその量は不明。名前からしてドーパミン(鬱やパーキンソンや各種の神経活動に重要な脳内神経伝達物質)の誘導体なので、ちょっとどうなんだろという気はしますが。
マウスの血液に加えたところ、これらの化合物は血液のどろどろ化に重要と考えられているP-selectin(P-セレクチン)の発現および、血小板-白血球の相互作用を阻害した。
もちろんまだやるべきことは多いが、研究グループは、これらの物質の食品添加物あるいはサプリメントとしての可能性に期待しているようだ。
by a-pot
| 2006-01-24 13:35
| 医薬、バイオ関連