2005年 01月 18日
Amgen's Aranesp |
今度は組み替えタンパク製剤の警告に関するニュースがあった。Amgenが開発、販売しているAranespという、2世代目のエリスロポエチン製剤は、もともとのエポジェンという薬の改良版で、糖鎖を増加させることにより、血中安定性が向上し、より有効になったというもの。貧血や、抗癌剤による赤血球(ヘモグロビン)減少の治療薬で、トータル数ビリオンの売り上げを誇る大型医薬だ。まだAranespそのものが問題を引き起こしたわけではないようだが、
というわけで、他の2社から売られているEPO製剤が
推奨投与量を超えて使われた場合に、致死性の血液凝固が起こる場合がある。これに基づいて、自社の製品ラベルにも警告を添付したというもの。こういった薬はもともと生体成分として存在するものなので、低分子と比較して安全性は高いのだろうと思っていたが、そうとも限らないらしい。推奨投与量というのは、低下した赤血球カウントを正常値の少し下程度に上げる投与量とのことで、これをover doseにより完全な正常値にまで戻してしまうと、血栓症のリスクが上がるらしい。
タンパク医薬のことはあまりよく知らないが、劇的な効果があるだけに、やはり慎重な投与が必要ということなのでしょう。
The world's largest biotechnology company said the new warning stems from studies done outside the United States on two other anemia drugs -- Eprex, made by Johnson & Johnson unit Ortho Biotech Products L.P., and NeoRecormon, made by Roche Holding AG
というわけで、他の2社から売られているEPO製剤が
The studies revealed major complications, including blood clots and death, when doctors used anemia drugs to try to boost hemoglobin levels beyond what was recommended, the letter said.
推奨投与量を超えて使われた場合に、致死性の血液凝固が起こる場合がある。これに基づいて、自社の製品ラベルにも警告を添付したというもの。こういった薬はもともと生体成分として存在するものなので、低分子と比較して安全性は高いのだろうと思っていたが、そうとも限らないらしい。推奨投与量というのは、低下した赤血球カウントを正常値の少し下程度に上げる投与量とのことで、これをover doseにより完全な正常値にまで戻してしまうと、血栓症のリスクが上がるらしい。
タンパク医薬のことはあまりよく知らないが、劇的な効果があるだけに、やはり慎重な投与が必要ということなのでしょう。
by a-pot
| 2005-01-18 16:52
| 医薬、バイオ関連