2006年 04月 05日
ラボで膀胱(ぼうこう)をつくる! |
火曜日の朝のABCニュース、Good Morning Americaでも取り上げられていて、えぇっ!?と思ったこのニュース。
Wake Forest University in North CarolinaのDr. Anthony Atala 率いるチームにより作り上げられた膀胱が、膀胱に先天性の病気を持つ7名の若い患者に移植されたというもの。「複雑な構成物(臓器)を体外で作り上げ、それを体内に戻す(移植する)ということについて、我々は初めて実際に行うことができた」
彼らは患者から膀胱の組織を採取し、それを使って実験室で筋肉細胞と膀胱細胞を培養した。細胞は、コラーゲンで作った膀胱のような形の「型」に幾重にも重ねられた。
朝日やNHKニュースにはなかったような気がしたので、ここに書いておこうと思ったのだけれど、書き始めてから一応日本語サイトを検索してみたら、読売新聞その他にちゃんと出てました。なので、興味がある方はこちらをどうぞ。
それにしても相当大きな限りなく本物に近い臓器を体外で「作って」しまい、それが体内に戻されてちゃんと働いているというのだからすごい。そこまでできるようになっていたとは正直、驚いた。彼らは他のいろいろな臓器にも挑戦していく予定だそうだ。
Seven youths aged four to 19 are the first beneficiaries of new bladders engineered by Dr. Anthony Atala and colleagues at Wake Forest University in North Carolina. "In terms of actually engineering a complex construct that we engineer outside the body and then we implant inside the body, this is really the first time we have been able to do that," he said.
Wake Forest University in North CarolinaのDr. Anthony Atala 率いるチームにより作り上げられた膀胱が、膀胱に先天性の病気を持つ7名の若い患者に移植されたというもの。「複雑な構成物(臓器)を体外で作り上げ、それを体内に戻す(移植する)ということについて、我々は初めて実際に行うことができた」
They extracted bladder tissue from the seven young patients, and used it to grow muscle cells and bladder cells in the laboratory. They placed the cells layer by layer on bladder-shaped molds made from collagen, the main protein of connective tissue.
彼らは患者から膀胱の組織を採取し、それを使って実験室で筋肉細胞と膀胱細胞を培養した。細胞は、コラーゲンで作った膀胱のような形の「型」に幾重にも重ねられた。
朝日やNHKニュースにはなかったような気がしたので、ここに書いておこうと思ったのだけれど、書き始めてから一応日本語サイトを検索してみたら、読売新聞その他にちゃんと出てました。なので、興味がある方はこちらをどうぞ。
それにしても相当大きな限りなく本物に近い臓器を体外で「作って」しまい、それが体内に戻されてちゃんと働いているというのだからすごい。そこまでできるようになっていたとは正直、驚いた。彼らは他のいろいろな臓器にも挑戦していく予定だそうだ。
by a-pot
| 2006-04-05 15:49
| 医薬、バイオ関連