2006年 06月 27日
評価することの難しさ |
先日来、ビジネスデベロップメントチームに加わって、日本の製薬会社とのパートナーリングを模索しています。
それぞれの会社に宛てたメールにも書かせていただきましたが、欧米の大手と日本企業との間のパートナーリングにかける姿勢の違いを、このところずっと痛感しています。
新しい物を評価するのはいつでも難しいものですが、ことこの点に関して、欧米の企業は何と言ったらいいか、あらゆる先入観を排除して判断しようと心がけているような気がします。いうまでもなく彼らは経験においても知識においても莫大な蓄積があります。それにも関わらず、過去がどうたったかにとらわれずに新しい物を新鮮な目で評価する心を忘れないようにしているのではないか、言い方を変えればよくわからないけどおもしろいかもしれない物にはとりあえず果敢に取り組み、前向きに考えてビジネスチャンスを探るといった姿勢が強く感じられます。
一方、あまり書きたくはないのですが、日本の企業の多くはその正反対の姿勢を強く感じざるを得ません。過去に例がないから、新しい化学構造で安全性が保証されていないから、外用剤は今まで大型品にはなっていないから、といったコメントをたくさんいただき、そういったリスクを負ってさらに勝負してみようという会社は、今のところ正直言ってほんの一握りです(それでもいくつかあるのが救いかも知れませんが)。
そういう状況こそ、ある意味ではまたとないチャンスだと思うのですが、実際問題世の中はそう簡単には動きませんね(笑)。人のやらないことをやれとよく言いますが、ビジネスの世界で実際これほど難しいこともありません。まして他人がやっている(うまくいくかどうかわからない)ことを強く信じて、それに賭けてみようと思うには相当な決断がいることでしょう。
こうやって愚痴みたいに書くと、ひとりよがりな考えのように見えるかも知れません。本当は2週間くらい前に書こうと思っていたのですが、ちょっと我慢していました。でもその間に、同じ気持ちがもっと強くなったので、書くことにしました。
ぜひ一度、固定観念を取り払って、フレッシュな目でダウンサイドもアップサイドも同等に評価していただきたいと思う今日この頃です。
それぞれの会社に宛てたメールにも書かせていただきましたが、欧米の大手と日本企業との間のパートナーリングにかける姿勢の違いを、このところずっと痛感しています。
新しい物を評価するのはいつでも難しいものですが、ことこの点に関して、欧米の企業は何と言ったらいいか、あらゆる先入観を排除して判断しようと心がけているような気がします。いうまでもなく彼らは経験においても知識においても莫大な蓄積があります。それにも関わらず、過去がどうたったかにとらわれずに新しい物を新鮮な目で評価する心を忘れないようにしているのではないか、言い方を変えればよくわからないけどおもしろいかもしれない物にはとりあえず果敢に取り組み、前向きに考えてビジネスチャンスを探るといった姿勢が強く感じられます。
一方、あまり書きたくはないのですが、日本の企業の多くはその正反対の姿勢を強く感じざるを得ません。過去に例がないから、新しい化学構造で安全性が保証されていないから、外用剤は今まで大型品にはなっていないから、といったコメントをたくさんいただき、そういったリスクを負ってさらに勝負してみようという会社は、今のところ正直言ってほんの一握りです(それでもいくつかあるのが救いかも知れませんが)。
そういう状況こそ、ある意味ではまたとないチャンスだと思うのですが、実際問題世の中はそう簡単には動きませんね(笑)。人のやらないことをやれとよく言いますが、ビジネスの世界で実際これほど難しいこともありません。まして他人がやっている(うまくいくかどうかわからない)ことを強く信じて、それに賭けてみようと思うには相当な決断がいることでしょう。
こうやって愚痴みたいに書くと、ひとりよがりな考えのように見えるかも知れません。本当は2週間くらい前に書こうと思っていたのですが、ちょっと我慢していました。でもその間に、同じ気持ちがもっと強くなったので、書くことにしました。
ぜひ一度、固定観念を取り払って、フレッシュな目でダウンサイドもアップサイドも同等に評価していただきたいと思う今日この頃です。
by a-pot
| 2006-06-27 15:44
| 医薬、バイオ関連