2006年 07月 09日
産学での金銭感覚 |
バイオテクノロジージャーナルという雑誌に、スタンフォードの小柳さんとの対談形式で 「Cafe 101」 というコラムを連載しています。5,6月号に書いた「産学での金銭感覚」を私のホームページの方にアップしました。よかったら読んでみてください。
その中で、スタートアップにとって重要なこととして、
と書きました。そんなこと当たり前だと思われる人が多いかも知れませんが、この当たり前のことをちゃんとやるのは、実は非常に難しいことで、実際にうまくバランスが取れたお金の使い方ができている会社というのはそんなに多くないと思います。
その中で、スタートアップにとって重要なこととして、
お金は必要なことにはもちろん使わなければならない。大事なことは本当に必要なものと、当面なくても何とかなるものの見極めだと思う。大企業に比べると相当不便な環境で何年かやってみて実感するのは、普通の製薬会社のラボなら当然あるようなものがなくても、意外と何とかなるということ。研究者は基本的にあれもこれも欲しがるし、これがあればもっと生産性が上がるとか言うけどね。まあそれはそれで嘘ではないのがまた難しいところかも知れない。ビジネスサイドの人にとってもひとつひとつが本当に必要なのか判断するのは難しいけれど、そこをどうやって見極めていくか。そのあたりを全体的にうまくバランスしながら設備投資などをしていくことが、最少の投資で最大の成果を得る重要なポイントのような気がする
と書きました。そんなこと当たり前だと思われる人が多いかも知れませんが、この当たり前のことをちゃんとやるのは、実は非常に難しいことで、実際にうまくバランスが取れたお金の使い方ができている会社というのはそんなに多くないと思います。
by a-pot
| 2006-07-09 07:33
| 医薬、バイオ関連