2006年 10月 08日
初心者の堤防釣り |
前回の釣りの話の後、いくつか問い合わせをいただいたので、もう少し詳しく書いておきます。
持ち物リストとしては
釣竿、リール
仕掛け
エサ
よりもどしなどの小道具
汚れてもいいタオル(魚をつかむ)
ナイフ(エサを切る)
はさみ(糸を切る)
ラジオペンチ(先細ペンチ、魚から針がはずしにくい場合に使う)
アイスボックス、氷
スーパーのプラスチックバッグ
といった感じ。以下にもう少し詳しく説明します。
まず釣竿。初めての方は、そのへんのスポーツショップで売っている、トラウト用とかバス用の初心者向けセットで十分。長さは大人の身長程度で、スピニングリールとセットになっていて、糸もすでに巻いてあるものが簡単。だいたい20から40ドルくらいです。それとスナップつきサルカン(より戻し、スイベル)もあると便利。どんなものかわからない方はこちらなど参照あれ。リールから出ている糸の先に、スナップが先っぽになるようにスナップつきより戻しを結んでおくと、仕掛けの取り外しが容易。
糸の結び方はこちらなど。
スピニングリールの使い方がわからない方は、適当にウェブサーチしてください。
場所はSanta CruzのWharf。海岸沿いにBoard Walkという遊園地があるけれど、海に向かってそのすぐ右側。Santa Cruzに入ると道案内が出ているので、簡単にわかります。
このWharfは車で先端まで行けます。朝のうちはゲートに人がいませんが、確か4時くらいから開いていたはず。午前10時に係員が来て、その後に帰るときにはチケットありませーんと言って、10時以降の料金を払う。1時間2ドル。
うちは今までいつも先端まで行ってます。駐車場の先にレストランがありますが、その裏側の窓口が釣り道具屋さん。そこでSabikiという仕掛けを買います。針のサイズがいろいろありますが、中型の魚をねらうならNo 6からNo 8あたり。サバやカサゴ、カジカ系は口がでかいですが、perchやカレイなどは口が細い。小さなアンチョビー(実は口はでかいが)ならNo 12くらい。ちなみに数字が大きいほど針は小さくなります。それからオモリ(weight)。No 1という丸いやつを一袋。おもりはSabikiの一番下につけるようになっています。
お店のとなりには、わりとちゃんとしたトイレもあるので安心。
リールの糸を出し、竿の穴を通し、一番先端から出したら、仕掛け(Sabiki)をつなぎます。スナップがある方が先っぽで、ここにオモリをつけます。
エサ。上記のお店でもエビ、アンチョビー、イカなど売ってますが、初心者にはエビが一番。うちは家の近所の韓国系スーパーで、生の$3.99/lb程度のやつを買っていきます。その場で頭を取り、カラをむいて、ナイフで小さく切って針につけます。したがって、ナイフも必需品。仕掛けが長いので、手すりの上に広げてやるとやりやすい。
さて釣り方。一番簡単なのは、手すりから下に、エサをつけた仕掛けをするすると降ろす。例えばアンチョビーの群れは水面から1,2メートルのあたりにいることが多いので(上から見える)、そのへんで待つ。他の魚をねらうには、底まで降ろして、糸がたるんだら少し巻いて糸が張るようにする。ちょうどオモリが底についている状態。ピクピクっと当たりが来たら、適当なタイミングであわせる。あわせというのは、竿をくいっと上げて、針がしっかり魚に引っ掛かるようにすること。あまりあせる必要はない。
針が6個もついているので、一度あわせても待っているとさらにかかることがある。もちろんすぐに上げてもいいけれど、最初の引きがあまり強くなさそうな場合、適当に待ってみると、複数一度に釣れることも。
リールを巻いて引き上げる。ここのように高いところから釣っている場合は基本的にあり得ないが、糸がたるむことがないようにする。あせらずゆっくりでよい。引き具合を楽しもう。引きが強い場合、ポンピングといって、ぐいーっと竿先を上げて、上げた分だけ素早く巻きながら降ろすということを繰り返すのもよい。
水面から出たら、そのまま巻き上げて、手すりのこちら側へ。タオルで魚をつかむとすべらなくてよい。胴体をしっかりつかんで、針をはずす。針にははずれにくいように「かえし」がついているので、この部分をちょっと向こう側へ押し出してから、くるっとまわすような感じではずす。飲み込まれている場合は、ラジオペンチを使う。市販のはりはずしもあるが、慣れないと使いにくい。どうしてもはずれなければ、あきらめて糸を切る。
釣れた魚はアイスボックスへ。プラスチックバッグなどに入れると、多少は臭いがこびりつきにくいかも。うちは発泡スチロールのアイスボックスを釣り専用にしています。ちなみに氷は、Wharfの上の売店でも買えます。
少し遠めに投げてみると、違う種類の魚が釣れるかも知れません。この場合、アザラシに気をつけること。手すりの真下でも、たまにアザラシが横切ると同時に糸に触れ、ぐわっと驚くことがありますが。仕掛けが底まで届いたと感じたら、糸を巻いて軽く張っておきます。あとは上記同様。ウキを使って、水面近くの魚をねらっている方もいます。そのへんはご自分で調査してください。
一般的には朝の方がよく釣れますが、ここは日中でも引き続き何だかんだ釣れることが多いです。で、気がつくと何時間もたってたり。
ここはライセンスや入漁料はいりません。駐車料金のみ。近所の方はぜひお試しあれ。Good luck!
持ち物リストとしては
釣竿、リール
仕掛け
エサ
よりもどしなどの小道具
汚れてもいいタオル(魚をつかむ)
ナイフ(エサを切る)
はさみ(糸を切る)
ラジオペンチ(先細ペンチ、魚から針がはずしにくい場合に使う)
アイスボックス、氷
スーパーのプラスチックバッグ
といった感じ。以下にもう少し詳しく説明します。
まず釣竿。初めての方は、そのへんのスポーツショップで売っている、トラウト用とかバス用の初心者向けセットで十分。長さは大人の身長程度で、スピニングリールとセットになっていて、糸もすでに巻いてあるものが簡単。だいたい20から40ドルくらいです。それとスナップつきサルカン(より戻し、スイベル)もあると便利。どんなものかわからない方はこちらなど参照あれ。リールから出ている糸の先に、スナップが先っぽになるようにスナップつきより戻しを結んでおくと、仕掛けの取り外しが容易。
糸の結び方はこちらなど。
スピニングリールの使い方がわからない方は、適当にウェブサーチしてください。
場所はSanta CruzのWharf。海岸沿いにBoard Walkという遊園地があるけれど、海に向かってそのすぐ右側。Santa Cruzに入ると道案内が出ているので、簡単にわかります。
このWharfは車で先端まで行けます。朝のうちはゲートに人がいませんが、確か4時くらいから開いていたはず。午前10時に係員が来て、その後に帰るときにはチケットありませーんと言って、10時以降の料金を払う。1時間2ドル。
うちは今までいつも先端まで行ってます。駐車場の先にレストランがありますが、その裏側の窓口が釣り道具屋さん。そこでSabikiという仕掛けを買います。針のサイズがいろいろありますが、中型の魚をねらうならNo 6からNo 8あたり。サバやカサゴ、カジカ系は口がでかいですが、perchやカレイなどは口が細い。小さなアンチョビー(実は口はでかいが)ならNo 12くらい。ちなみに数字が大きいほど針は小さくなります。それからオモリ(weight)。No 1という丸いやつを一袋。おもりはSabikiの一番下につけるようになっています。
お店のとなりには、わりとちゃんとしたトイレもあるので安心。
リールの糸を出し、竿の穴を通し、一番先端から出したら、仕掛け(Sabiki)をつなぎます。スナップがある方が先っぽで、ここにオモリをつけます。
エサ。上記のお店でもエビ、アンチョビー、イカなど売ってますが、初心者にはエビが一番。うちは家の近所の韓国系スーパーで、生の$3.99/lb程度のやつを買っていきます。その場で頭を取り、カラをむいて、ナイフで小さく切って針につけます。したがって、ナイフも必需品。仕掛けが長いので、手すりの上に広げてやるとやりやすい。
さて釣り方。一番簡単なのは、手すりから下に、エサをつけた仕掛けをするすると降ろす。例えばアンチョビーの群れは水面から1,2メートルのあたりにいることが多いので(上から見える)、そのへんで待つ。他の魚をねらうには、底まで降ろして、糸がたるんだら少し巻いて糸が張るようにする。ちょうどオモリが底についている状態。ピクピクっと当たりが来たら、適当なタイミングであわせる。あわせというのは、竿をくいっと上げて、針がしっかり魚に引っ掛かるようにすること。あまりあせる必要はない。
針が6個もついているので、一度あわせても待っているとさらにかかることがある。もちろんすぐに上げてもいいけれど、最初の引きがあまり強くなさそうな場合、適当に待ってみると、複数一度に釣れることも。
リールを巻いて引き上げる。ここのように高いところから釣っている場合は基本的にあり得ないが、糸がたるむことがないようにする。あせらずゆっくりでよい。引き具合を楽しもう。引きが強い場合、ポンピングといって、ぐいーっと竿先を上げて、上げた分だけ素早く巻きながら降ろすということを繰り返すのもよい。
水面から出たら、そのまま巻き上げて、手すりのこちら側へ。タオルで魚をつかむとすべらなくてよい。胴体をしっかりつかんで、針をはずす。針にははずれにくいように「かえし」がついているので、この部分をちょっと向こう側へ押し出してから、くるっとまわすような感じではずす。飲み込まれている場合は、ラジオペンチを使う。市販のはりはずしもあるが、慣れないと使いにくい。どうしてもはずれなければ、あきらめて糸を切る。
釣れた魚はアイスボックスへ。プラスチックバッグなどに入れると、多少は臭いがこびりつきにくいかも。うちは発泡スチロールのアイスボックスを釣り専用にしています。ちなみに氷は、Wharfの上の売店でも買えます。
少し遠めに投げてみると、違う種類の魚が釣れるかも知れません。この場合、アザラシに気をつけること。手すりの真下でも、たまにアザラシが横切ると同時に糸に触れ、ぐわっと驚くことがありますが。仕掛けが底まで届いたと感じたら、糸を巻いて軽く張っておきます。あとは上記同様。ウキを使って、水面近くの魚をねらっている方もいます。そのへんはご自分で調査してください。
一般的には朝の方がよく釣れますが、ここは日中でも引き続き何だかんだ釣れることが多いです。で、気がつくと何時間もたってたり。
ここはライセンスや入漁料はいりません。駐車料金のみ。近所の方はぜひお試しあれ。Good luck!
by a-pot
| 2006-10-08 03:46
| 釣り