2005年 02月 02日
幹細胞治療INDその後 |
しばらく前に、StemCells Incが幹細胞治療のINDをFDAにファイルしたことを紹介した。ファイリングから1ヶ月経ってもFDAから連絡がなければ、その申請はapproveされたことになり、予定していた臨床試験を始めることができる。初の神経幹細胞治療となる今回のケースについて、FDAは慎重に対処することにしたようだ。まあ当然といえるだろう。決して即座に却下ということではなく、もう少し議論を重ねて万全を期したいということだと思われる。ちなみに最近、胚性幹細胞(ES細胞)に関して、動物細胞由来のコンタミネーションの問題があるというニュースがあったけれど、StemCellsの場合は神経幹細胞なのでES細胞ではなく、動物由来のフィーダー細胞も使っていないし、しかも無血清培地で培養しているので、この問題とは一切関係ない。
まだ予断を許さない感じだけれど、どうなるのか、ちょっと目が離せない。もしもapproveされた場合はスタンフォード大学病院と、それに付属のChildren's Hospitalで治験が行われる予定だそうだ。
It is important to note that none of the FDA's suggestions or questions are related to contaminated embryonic stem cells that have been the matter of media attention recently. StemCells, Inc. does not use embryonic stem cells, and does not use mouse feeder cells in any way in preparing its stem cells. All cells prepared by StemCells, Inc. are grown in serum-free media and do not come into contact with cells from animals.
まだ予断を許さない感じだけれど、どうなるのか、ちょっと目が離せない。もしもapproveされた場合はスタンフォード大学病院と、それに付属のChildren's Hospitalで治験が行われる予定だそうだ。
by a-pot
| 2005-02-02 12:56
| 医薬、バイオ関連