中部国際空港セントレア

日本に来ています。

今回の日程だと、いつものサンフランシスコ（SFO）－成田往復よりも、SFO－名古屋、成田－SFOの方が200ドル近くも安いチケットがあると言われたので、初めて中部国際空港に降り立ちました。国内移動は毎度のJRパスで乗り放題ですから変わりません。私が乗ったUA831便が着陸したのは8月1日（金）13:50頃。予定より20分ほど早め。もちろん時間帯によって変わるのでしょうが、このときの空港は見た目ガラガラ。見えた限りではありますが、ゲートについている飛行機もほんの数機、後から降りてくる便も、滑走路上または連絡路上で出発しようとしている機体もまったく見当たりませんでした。

金曜日ですし、夏休みのラッシュなどにもまだまだとは思いますが、あまりのスキスキ具合にちょっとびっくり。ですから入国審査にも当然列はなく、baggage claimも動いているターンテーブルはひとつだけ。荷物もあっという間に出てきて、着陸20分後（着陸からですよ！）には到着ロビーを出て、近鉄の中部国際空港駅へ。名古屋までの切符を買って、電光掲示板を見ると次の出発は1番線から14:20とのこと。ガラガラとスーツケースを押して1番線に行くと、成田エクスプレスのような座席の列車がいて、見ると「この列車には特別乗車券（m、ミュー）が必要です」とある。ミューって何だ？切符売り場ではそんなの見なかったぞ、と思いつつ慌てて改札の方に戻る。すると小田急ロマンスカーであるような、ホーム上の特急券販売機のようなものが。これで何とか特別乗車券とやらを購入し、無事乗れました。つまり着陸から30分後にはもう電車に乗っていたわけです。早いのはよかったけど、一応日本人の私でさえ戸惑いましたから、初めて訪れる外国人だったら乗り方ちょっと難しいだろうな・・・。

近鉄名古屋に14:50くらいに着いて、JR名古屋駅へ。いったん外に出て道を渡らなければならないのが、上野駅の京成とJRの関係と似てますが、それよりは少し近いかな。でも暑かった。アメリカで買って行ったクーポンをJRパスに引き換えて、時刻表をよーく見ると15:22発の「小田原に停車するひかり」がありました。「小田原に停車するひかり（上り）」は日中2時間に1本あります。これに乗って小田原到着が16:35．しつこいようですが（笑）中部国際空港着陸から2時間45分後で小田原まで来てしまいました。これは成田からとまったく遜色ないというか、むしろ早いくらい。到着時間も早いし、私にとってはけっこう便利！なのですが、残念ながらこのSFO－名古屋便、この10月で廃止されてしまう予定です。

ちなみにこの便、海から名古屋に入るのかと思ったら、福島県いわき市あたりから上陸（？）し、群馬、山梨、岐阜あたりの上空を通過して名古屋に向かいました。左側に座っていたので、ナビゲーションマップを見つつ山梨県あたりだなと思ったところでブラインドを上げて外を見ると、雲海からひょっこり、まさに「あーたまーをーくーもーのー、うーえにーだーしー」状態の富士山が見えました。ちょうどコップとか片付けに来たCAさんに教えてあげると、「まぁー！あなたが最初に気がついたわ。冬はso beutifulなのよねー」なんて言ってたので、少なくとも名古屋行きはいつもこのコースを飛んでいるのでしょう。廃止はちょっと残念。