2005年 02月 26日
緩急の使い分け? |
今日の午後、仕事を早めに切り上げて、病院のはしごをした。目的は、息子(こた)のMRI画像のコピーをもらうこと(実際は買うのだけれど)。こたは昨年、もやもや病と診断され、手術などしたのだが(詳しくはこちら)、その診断の際にまずMRIをとった。そして最近、術後のフォローアップでまたとった。初回はSan Joseのとある大きな病院。最近の方は、手術をしたStanford大学病院付属Lucile Packard Children's Hospital(LPCH)。いわゆるbefore & afterのデータをじっくり見てみたいのと、うちにも保管しておきたいからだ。もうひとつの理由は、こたの学校のサイエンスフェアープロジェクト(夏休みの自由研究みたいなもの)のネタにも使おうと考えていること。
まず最初に近くのLPCHへ行った。Film Libraryというところに行って、息子のデータが欲しいと伝えたところ、画像を1枚プリントするのに26ドルちょっといただきますので、全部プリントすると結構大変ですよとのこと。欲しいのは同時にとったMRAという血管の状態が見える画像だったので、MRAの分だけだと何枚になりますかと聞くと、4枚で、105ドルちょっととのこと。それでいいのでお願いしますというと、すぐにRadiology Departmentに電話して、プリントアウトをお願いしてくれた。支払いはcashかcheckのみで、クレジットカードはだめなのだそうだが、後でcheckを送ってくれればいいからと! 父親だと名乗る私のIDも何も確認しなかったのには、ちょっと心配な気もしたけど、患者(こた)のID番号とか、検査の番号とか持っていたのでそれで十分だったのかも。ともあれおよそ15分後には、プリントされた画像を手にすることができた。まさかその場ですぐにもらえるとは思っていなかったけど、さすがStanford! さらに、よく見ると画像4枚のはずが、10枚もあった! Film Libraryの人は電話で確かにMRAの4枚だけと言っていたのに、どうも話を受けた人が勘違いしたらしい。こちら的にはラッキー。
次に、San Joseのもうひとつの病院へ。Radiologyに行って同じリクエストをする。窓口の人はよくわからなくて、上司に聞くからと電話。そして結局、直接話せと受話器を渡された。その上司の人は、やはりお金がかかりますよと言うが、MRAだけ欲しいと伝える。すると、わかったけれどもう金曜日の夕方(4時20分、窓口は4時30分で閉まる)で、今からはできないので、来週できたら電話するとのこと。まあ確かに金曜の夕方ではあるけれど、15分くらいでできるはずのことなんだからやってくれたっていいのにと、ちょっとだけ思う。でも、それでいいのかも知れない。
昨年の診断時はもっと急を要する状況で、夕方5時頃にドクターから検査結果を聞かされ、その後この病院でデータをピックアップして、翌日Stanfordに持っていく必要があった。その時は時間外であったにも関わらず、電話で事情を説明したところ、それならデータを用意しておくので、何時でも取りに来なさいとのこと。実際その夜のうちに受け取ることができた。よく言われるように、アメリカの人たちは危機に強い。それはきっと、緊急でない時には本当にゆったりと構えているからでもあるのだろう。
話は違うけれども、サッカースペインリーグ、レアルマドリードのFWロナウド(ブラジル代表)も、普段は前線でぼーっとしていて、守備なんかにはまったく参加しないのに、ひとたびボールを持つと、超人的瞬発力で相手ディフェンダーを置き去りにして、ゴールを決めてしまうという。いつも緊張していると、きっとそういうことはできないのでしょうね。
追記: 結局2番目の病院でも、翌週の月曜日にさくっとやってくれて電話をくれました。やはりしっかりした病院はちゃんと対応してくれますね。
まず最初に近くのLPCHへ行った。Film Libraryというところに行って、息子のデータが欲しいと伝えたところ、画像を1枚プリントするのに26ドルちょっといただきますので、全部プリントすると結構大変ですよとのこと。欲しいのは同時にとったMRAという血管の状態が見える画像だったので、MRAの分だけだと何枚になりますかと聞くと、4枚で、105ドルちょっととのこと。それでいいのでお願いしますというと、すぐにRadiology Departmentに電話して、プリントアウトをお願いしてくれた。支払いはcashかcheckのみで、クレジットカードはだめなのだそうだが、後でcheckを送ってくれればいいからと! 父親だと名乗る私のIDも何も確認しなかったのには、ちょっと心配な気もしたけど、患者(こた)のID番号とか、検査の番号とか持っていたのでそれで十分だったのかも。ともあれおよそ15分後には、プリントされた画像を手にすることができた。まさかその場ですぐにもらえるとは思っていなかったけど、さすがStanford! さらに、よく見ると画像4枚のはずが、10枚もあった! Film Libraryの人は電話で確かにMRAの4枚だけと言っていたのに、どうも話を受けた人が勘違いしたらしい。こちら的にはラッキー。
次に、San Joseのもうひとつの病院へ。Radiologyに行って同じリクエストをする。窓口の人はよくわからなくて、上司に聞くからと電話。そして結局、直接話せと受話器を渡された。その上司の人は、やはりお金がかかりますよと言うが、MRAだけ欲しいと伝える。すると、わかったけれどもう金曜日の夕方(4時20分、窓口は4時30分で閉まる)で、今からはできないので、来週できたら電話するとのこと。まあ確かに金曜の夕方ではあるけれど、15分くらいでできるはずのことなんだからやってくれたっていいのにと、ちょっとだけ思う。でも、それでいいのかも知れない。
昨年の診断時はもっと急を要する状況で、夕方5時頃にドクターから検査結果を聞かされ、その後この病院でデータをピックアップして、翌日Stanfordに持っていく必要があった。その時は時間外であったにも関わらず、電話で事情を説明したところ、それならデータを用意しておくので、何時でも取りに来なさいとのこと。実際その夜のうちに受け取ることができた。よく言われるように、アメリカの人たちは危機に強い。それはきっと、緊急でない時には本当にゆったりと構えているからでもあるのだろう。
話は違うけれども、サッカースペインリーグ、レアルマドリードのFWロナウド(ブラジル代表)も、普段は前線でぼーっとしていて、守備なんかにはまったく参加しないのに、ひとたびボールを持つと、超人的瞬発力で相手ディフェンダーを置き去りにして、ゴールを決めてしまうという。いつも緊張していると、きっとそういうことはできないのでしょうね。
追記: 結局2番目の病院でも、翌週の月曜日にさくっとやってくれて電話をくれました。やはりしっかりした病院はちゃんと対応してくれますね。
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by a-pot
| 2005-02-26 13:47
| もやもや病/肺高血圧/FMD