給料/年収のケーススタディ |
日米の3社で、会社員/サラリーマンを30年近くやりました。もうだいぶ昔のことになったので、覚えている限りで、私の給料がどんな感じだったか、ご参考までに記しておきます。
大学院修士を終えて就職した1989年、初任給は確か16万8千円/月とかだったように思います。安いですね~笑。ただバブル期だったこともありますが、一応初年度からボーナスが5か月くらい出て、年収としては300万円弱程度だったように思います。そんなでも独身の暮らしはなんとかなりました。
2000年にカリフォルニアの共同研究先ベンチャーに出向となりましたが、この頃は管理職(主任研究員)まであともうちょっとという感じの中堅研究員で、年収にすると750-800万円あたりだったと思います(妻と子供二人あり)。ただ日本(町田)にいた時は3LDKの社宅に1万5千円/月くらいの社宅費で住んでいたので、福利厚生費を考えれば実質は900百万相当くらいだったのかな。
その翌年カリフォルニア/シリコンバレーのベンチャーにSeniorScientistとして転職しましたが、そこでの初任給は94,000ドル/年でした。この頃は1ドル120円くらいだったので、円換算すれば1,100万円くらいでしょうか。でもアメリカでは社宅などないし、SFベイエリアのリビングコストは当時から結構高かったので、ゆとりはあまり感じませんでした。
2003年に創業間もないAnacorというスタートアップに転職した際の給料は、ちょうど10万ドルになりました。医療保険などの福利厚生も相当充実していました。ちなみにこの当時のCEOの年俸は30万ドル、VP(Vice President)は20-30万ドルくらいでした。
今回は給料の話だけしますが、その後13年を経て2016年には、サラリー/ボーナス合わせて、年収約20万ドルになっていました。Research Leaderという役職で、日本では主任研究員(課長相当)みたいな感じです。ちなみにこの時のCEOは1ミリオン、VPは30-75万ドルくらいだったような気がします。
その2016年ももう8年も前のことです。アメリカではその後も物価や人件費の高騰が進んでいます。いいのか悪いのかはともかく、それが事実です。
グローバルなR&Dを考えている/行われている日本のスタートアップの方々もおいでと思いますので、ご参考まで。